5.0
誰かを救う側になれ
これは、文豪ストレイドッグス小説第弐巻黒の時代に出てくるオダサクと呼ばれる彼の台詞です。
そして、この台詞が血と闇の世界で何かが変わると思っていた太宰治の人生を大きく変えるものとなるのです。
まぁ、主役は太宰治ではなく中島敦なのですが。
この作品は、全体的に生きるがテーマとなってる気がします。
天才が故に全てが愚かで、しかしこどもだった為に世界が理解出来なかった名探偵
政府の子飼いとなって数多の命を奪いながらも、とあるこどもと出会い社を創設した銀髪の男
正しさ故に命を救い、兵士たちの心を壊した女の子
人は誰かに生きてて佳いと言われなきゃ生きてはいけないんだ!!
この言葉が根底にあるからこそ、この作品のなかで藻掻きながらも生きる彼等は
ストレイドッグス
ー迷い犬ー
なのでしょう
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文豪ストレイドッグス【タテスク】