あらすじ

『私たち、白い結婚だったの――?』ある事故がきっかけで結婚した、男爵令嬢のアイリーンと軍人で伯爵位を持つレナードは、仲が良いと評判の年の差夫婦。なのに、まだ子を授からない。ある日、友人とのお茶会で、子供ができない悩みを話すと、思わぬ言葉が返ってきて…。なんと、アイリーンは閨の知識をまったく持っていなかった――!!過保護でいつも優しいレナードだが、ベッドでは何もなくただ手を繋ぐだけ……。本当は愛されていないのではと落ち込むアイリーンは、友人の励ましもあり、“大人の女性”として意識してもらえるようレナードを誘惑することに!私、もう子供じゃないのよ――。日車メレ原作『年の差純真婚ですが、本物の夫婦になりたい』をコミカライズ。生真面目で鋼の理性を持った夫と、純真無垢な幼妻が、本物の夫婦になるために奔走する、すれ違い結婚ライフ!

みんなのレビュー

4.0

2025/01/23 18:11

シュバシコウ来たりて子が宿る(笑)

　赤ちゃんは、木の又から生まれる？キャベツ畑で見つかる？コウノトリが運んでくる？いえいえ、ヒロインアイリーンは、「シュバシコウが屋根に留まったらお腹に子が宿る」と、堅く信じていました。こりゃ、ヒーローレナード様、そうそう手が出せんわ〜(笑)元々は財産目当てのあの手この手から、アイリーンを守るために？始まったっぽいこの結婚、でも、そこに愛が存在していないわけではなさそうです。
　そして、よくよく見ると、こちらの作品、日車メレ先生のTL！プロローグはさておき、全然TLらしくない可愛らしい絵柄に、すっかり騙されるところでした。この純真そうな画で、どうTLに持ち込んでいくのか、それはそれで楽しみです。
　さて、友達の話に触発され、レナードと「本物の夫婦」になろうと決心したアイリーン、手を替え品を替え、レナード様に迫ります。ちょっとビミョーな迫り方ではありますが…大丈夫、きっと伝わるよ。日車メレ先生のお話は、延々と引っ張る悪役があまり出てこないので、そこも安心ポイント。今後「子が宿る」ような展開を、大いに期待したいと思います。

by Mayaya