みんなのレビューと感想「[小説]罪深き堅物伯爵の渇愛」（ネタバレ非表示）

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宇奈月先生の他の作品でハマってちょくちょく買ってます。作品ごとに内容が全然違って良い意味で傾向みたいなものがない気が。
これもヒーローが実は入れ替わってるというすごい内容ですがヒロインへの愛が深くてほうっとなります。ラブラブシーンはどこまでもやらしくて楽しめます。

深い愛情

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最初、めちゃめちゃいけ好かん感じ悪いヒーローやな！と、ヒロインに肩入れして読み進めて、
ヒロインの記憶喪失という事件から、あっという間ただの溺愛甘々になり、最初から素直になっていればこんなに大事にならず、ヒロインも傷つかずにすんだや〜んと思ってました
が…!!
何故素直になれなかったのか、どれ程後悔しているかが段々と分かり、結果ヒロインとハッピーエンドを迎えた時には、良かったね…頑張ったね…泣と感想が変わり、読んで良かったと思ってます。
いやぁ、それにしてもヒーロー弟の屑っぷり悪人っぷりがホンマに腹たって見事でした笑

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ヒロインが既婚者になってからもヒロインのために影で尽力していたイヴァンがもう、健気すぎて…
ヒロインの記憶がない期間は、弟として、彼女の夫としてふるまいますが、どんな気持ちだったのか。。

弟が愛人とそれぞれに自滅してくれるのでそこまで大変なことにはなりませんが、弟との結婚を決めたヒロインが元凶なんだよなーという感じも否めない。イヴァンは自分が悪いと思ってるけど。

ストーリーとしてもTLとしても良かったと思います。

すごくよかったです

レーベル的にさらっと読めるかなと思ったけれど、さすがこの作者さん。しっかりした構成と文章で奥行きがあって、とてもよかったです。
ヒーローについては、最初は弟が見つかるまでの間/記憶が戻るまでの間だけ…のつもりなのに、それでも身体の関係をほぼ押し切る感じなのは個人的にちょっと…と思いましたが、すべてにおいて完璧ヒーローぶりを発揮していたので気にならなくなりました苦笑
弟は、子どもの頃の兄との取引内容や誕生日プレゼントのことなど、子ども時代からすでに狡猾で人を出し抜く性質だったのだなあと、明言せずとも伝わる構成なのもよかったです。なんでも説明しすぎな作品が多いので。
読みながらも読み終わっても、やはりこの作家さんは上手だなあと改めて思いました。

少しモヤモヤ

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ヒーローの一途過ぎる初恋。ヒーローとヒロインは子供の頃から許嫁で更に両思いなのに、勘違いが過ぎて嫌い合ってると思い込む。その末にヒロインはヒーローの弟と結婚。ヒーローがもっとしっかりしてたら、弟もこんな事には。。。ちょっともやもやです。