解説:第12回GBWC 世界一の中国代表のガンプラ ベースはEx-sガンダム ガンダムMk-Vが!
配信日:2025/02/24 13:01

アニメ「ガンダム」シリーズのガンプラ(プラモデル)の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC、ガンプラW杯)」の第12回「ガンプラビルダーズワールドカップ 12thトーナメント」の世界大会決勝戦が2月22日、新宿住友ビル 三角広場(東京都新宿区)で開催され、21歳以上のOVER-21コースで、中国内地代表の「UNDER CONTROL」(ウー・ジンミンさん)が世界一に選ばれた。第12回の激闘を振り返る。
◇空間的に見せる!
「ガンダム」シリーズの企画「ガンダム・センチネルから生まれた「MG」シリーズのEx-sガンダムをベースとした作品で、サブフライトシステムやネロなどを自作した。下部には「Mk-V」と書かれた大きな手がある。「Mk-V」とは、ガンダムMk-Vのことで、Ex-Sガンダムと一騎打ちを繰り広げた好敵手でもある。Ex-sガンダムなどが宙を浮いているように見え、審査員は「空間的に見せた」ところを評価した。
OVER-21コースの2位はカナダ代表の「Loading…」(ライアン ラウさん)で、3位は日本代表の「Regeneration」(FAグリーンさん)だった。いずれも力作で、審査員は「審査は難航した。どの作品も甲乙付けがたい。僅差だった」と話していたことも印象的だった。
◇日本代表が健闘
GBWCは、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会で、2011年に始まった。6歳以上、14歳以下のU-14、15歳以上、20歳以下のU-20、21歳以上のOVER-21の3コースがある。日本、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ&中東、香港特別行政区、インドネシア、中国内地、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、英国、米国、ベトナムといった16の国と地域で開催され、各代表が選ばれた。
U-20コースは、中国内地代表の「God of Kungfu」(チョウ・ジュンフイさん)が世界一に選ばれ、2位は日本代表の「Beyond・The・AXIZ」(ヒコナツさん)、3位はマレーシア代表の「Armoured Devil,Engage!」(バルカン・ガンプラさん)だった。
U-14コースでは、香港代表の「Camouflage」(ディクディクザイさん)が世界一に選ばれた。2位は日本代表の「Dear Nicol…」(ユワッシーさん)、3位はタイ代表の「Happy farm」(ガンダム3795さん)だった。
日本代表はいずれもトップ3入りし、健闘したが、優勝を逃した。日本代表は、2018年のオープンコースの「ガンダムエクシアリペアII -胎動-」(ウツギさん)以来、世界一になっていない。世界大会決勝戦では第13回の開催も発表されており、次回の日本代表の活躍にも期待したい。
提供元:MANTANWEB