高橋李依×堀江由衣×早見沙織×齋藤彩夏:「魔法つかいプリキュア!」続編インタビュー(2) 奇跡、大好き、宝物 4人の思い
配信日:2025/01/11 7:02
インタビュー(1)の続き。人気アニメ「プリキュア」シリーズの第13弾「魔法つかいプリキュア!」の続編「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」が、ABCテレビ・テレビ朝日系の深夜アニメ枠「ANiMAZiNG!!!」で1月11日深夜2時から放送される。2016年2月~2017年1月に放送された「魔法つかいプリキュア!」の約8年ぶりの続編となり、キュアミラクル/朝日奈みらい役の高橋李依さん、キュアマジカル/十六夜リコ役の堀江由衣さん、キュアフェリーチェ/花海ことは役の早見沙織さん、モフルン役の齋藤彩夏さんが続投することも話題になっている。続編は、みらいはナシマホウ界で大学生、魔法界に戻ったリコは魔法学校の先生、ことはは遠いところから世界を見守る存在になっており、自分たちの過去、未来と向き合うことになる。一体、どうなるのか!? 放送を前に、高橋さん、堀江さん、早見さん、齋藤さんに聞いた。
◇毎週、感動の再会が!
ーー4人で集まって収録するのは久しぶりだった?
高橋さん そうですね。放送が終わった後もバーベキューをしたり、プライベートで会っていましたが、スタジオで一緒になるのはやっぱり特別です。
齋藤さん すぐに当時に戻れましたし。
早見さん 最初はマイクの位置はどこだったっけ?みたいなところはありましたけど。
高橋さん 席の位置とかもですね。でも、すんなり当時に戻れました。
ーー懐かしいキャラクターも出てくる?
高橋さん 満遍なく出てきます。
堀江さん 結構出てきますよね。
早見さん 毎週、感動の再会がありました。みらいパパ(朝日奈大吉役の青木強さん)が泣いてしまって……。
高橋さん 青木さんは、私のことを「みらい」って呼んでくれる、本当にお父さんのような間柄でもあって。「まほプリ」の時に誕生日プレゼントとしてボールペンをいただいたのですが、今回もお守りとして使わせていただいています。
ーー続編でみらい、リコは変化しているところもある?
早見さん 大学生らしさもありますよね。2人の環境の変化を通して実感するところがあります。
高橋さん 実は、二人はなかなか会えていないんですよね。会える頻度って、大人になると変わってきちゃいますしね。
堀江さん リコは真面目なので、先生になると決めたから、仕事をおろそかにできない性格ですし。そこはお互い理解しているんだと思います。
高橋さん そこで自分のわがままを言わないみらいの気持ちも分かります。
堀江さん とあるきっかけで、二人が会うけど、それがなかったら、なかなか会えていなかったのかもしれませんね
◇「まほプリ」は宝箱
ーーご自身にとって「魔法つかいプリキュア!」とはどんな存在になっている?
高橋さん 私は声優を始めて3、4年目くらいでした。人生をやり直したとしても、何が何でも「魔法つかいプリキュア!」に出演したいです。絶対に私がやりたい! 携わらせていただけたことが奇跡であっても、何度も奇跡を起こしたい。そう思える作品です。
堀江さん 長くやらせていただいた作品で、みんなとも仲が良いですが、自分の中では、どの作品もやっぱり大好きだし、どのキャラクターにも思い入れがあるつもりでいました。でも、振り返って映像を見ると、エモくて泣けてくるんです。本当に大好きだったんだ、こんなに愛着があったんだ。映画で再びリコを演じることがうれしかったり、グッズを買ったりはしていましたが、こんなに自分に染み付いているんだ。振り返る中でそれに気付いて、びっくりしました。やっぱり好きなんです。
早見さん 言語化が難しいのですが、分かりやすく言うと、宝箱なんです。自分にとって大事なものが詰まっていて、開ける時もワクワクするし、開けてからも幸せ。中に入っている一つ一つを大事にしていきたいし、できればみんなにも見てほしい。いろいろな大事が詰まっています。現場の空気も本当に素晴らしいんです。みんなが作品を大好きなのはもちろんですし、何なのだろう?
齋藤さん みんな優しいですしね。
早見さん 本当に奇跡なんですよ。毎週会っていて、8年経ってもその空気がずっと変わらずにあって、優しさ、温かさ、安心感といい空気が流れ続けています。人生の宝物です。
齋藤さん モフルンのモフモフボディーの中には、大好きが詰まっていると思っているのですが、みんなが作品を大好きで、私も大好きです。真心がいっぱい詰まっている作品です。
◇高橋李依の変化とは?
ーー高橋さんは当時、新人でした。放送終了から約8年で変化は?
高橋さん 現場で、自分の中から湧き上がる疑問点をきちんと整理して言語化して、相談していけるようになったり、少し視野が変わってきたとは感じています。当時は、みらいに集中しすぎていましたが、演出の意図など考えることも少しずつできるようになってきたと思っています。
ーー続編は「時間」がテーマでもあります。
堀江さん みらいとリコが会えなかった時間などいろいろな形で時間が描かれています。時間は、残酷な面もあります。そこから目を背けるのか? 受け入れて前を向いていくのか?と考えさせられるところもあります。少し抽象的な話になってしまいましたが、見ていただければ、そういうことなんだ!と思っていただけるはずです。
早見さん 8年前くらいから、自分自身の人生の回想をする時の感覚が変わってきたとも感じています。楽しかった!だけではなく、切なさ、懐かしさ、郷愁のようなものが少しずつ混ざるような感覚があって、それは年を重ね、環境が変化していったからかもしれません。「MIRAI DAYS」は、そういった思いを受けとめてくれるような感覚がありました。「魔法つかいプリキュア!」は見ている人を包み込み、受け入れて、肯定してくれる素晴らしい作品です。この作品に関わった喜びをより一層かみ締めています。
齋藤さん ちっちゃい頃は早く大人になりたかったけど、年を重ねると怖くなるところもあります。それもいいんじゃん! 生きているっていい!と思える作品ですよね。
ーー子供の頃に「魔法つかいプリキュア!」を見ていた世代も中学生、高校生……と成長しています。
早見さん 「MIRAI DAYS」はさらに大人になった時にまた感じることがある作品になっています。どの年齢でも楽しめます。
高橋さん 皆さんの反応が楽しみです!
提供元:MANTANWEB