鎧伝サムライトルーパー:岡本英郎が明かす“鎧擬亜”デザイン秘話 草尾毅「色あせない斬新なデザイン」
配信日:2025/06/11 21:48

1988~89年に放送されたアニメ「鎧伝サムライトルーパー」のアニバーサリー上映会が6月11日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、主人公・真田遼役の草尾毅さん、鎧デザイン原案の岡本英郎さんらが登場。岡本さんが“鎧擬亜(よろいギア)”のデザイン秘話を明かした。
岡本さんは鎧擬亜のデザインについて「それぞれにポイントはあるのですが、資料集めが大変でした。最初、武器は全然決まっていなくて、勝手に決めた部分もあります。最初は金剛が主役で考えていました」と語った。
“資料集め”について「ロンドンの鎧の博物館があるんです。そこに行きましたし、嵐山にあった博物館にも行きました。和と洋を取り入れていて、水滸の鎧は完全に洋なんです。ちょんまげを付けたら和になるかな?となった」
「やっぱり烈火が一番」と岡本さんが特に好きなのは烈火のリョウのデザインで、草尾さんは「烈火の鎧はスキーブーツ、航空機をイメージしたんですよね。今見ても色あせない斬新なデザインです」と語った。
上映会では、正統続編となる「鎧真伝サムライトルーパー」が制作され、テレビアニメとして2026年1月に放送されることも発表された。テレビアニメシリーズが放送されるのは約37年ぶりとなり、現在の新宿を舞台とした完全オリジナルストーリーで、「銀魂」「おそ松さん」などの藤田陽一さんが監督を務め、SUNRISE Studios(サンライズスタジオ)が制作する。「遊☆戯☆王SEVENS」などの石橋陽彩さんが、主人公・凱/灼熱のガイの声優を務める。
上映会には、正統続編に出演する石橋さんも登場。岡本さんは正統続編に参加しているといい「楽しみでしょうがない」と笑顔で語った。
「鎧伝サムライトルーパー」は、サンライズ制作のアニメで、“鎧擬亜(ヨロイギア)”を持つ5人の少年が、運命に導かれて集結し、妖邪帝王・阿羅醐が率いる妖邪の軍勢と戦う姿が描かれた。1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送され、人気を受けてOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作。「鎧伝サムライトルーパー 外伝」が1989年、「鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説」が1989~90年、「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」が1991年に発売された。「コミックボンボン」(講談社)でほしの竜一さんによるコミカライズも連載された。
提供元:MANTANWEB