鎧伝サムライトルーパー:「ド新人だった」草尾毅が振り返る “剣舞卿”市川治さんの「背中を見て学ぶ」
配信日:2025/06/11 21:31

1988~89年に放送されたアニメ「鎧伝サムライトルーパー」のアニバーサリー上映会が6月11日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、主人公・真田遼役の草尾毅さん、鎧デザイン原案の岡本英郎さんらが登場した。“烈火のリョウ”をイメージして赤い衣装で登壇した草尾さんが当時を振り返った。
テレビアニメの放送終了から約37年がたった。当時は「右も左も分からない。ド新人だった」という草尾さんは「(幻魔将・螺呪羅役の)小杉十郎太さんが優しくて、隣に座らせていただいた。昨日のようです」と振り返った。
当時のテレビアニメはほとんどが手描きだった。草尾さんは「自分が携わらせていただいた1980、90年代のアニメは手で描いていますし、思いがにじみ出ています。愛を感じられる。それが皆さんに届いて、30年以上たっても(会場が)満員になる。ありがたいです」としみじみ。
この日は、剣舞卿が登場するエピソードが上映され、草尾さんは「今もだけど、当時もいっぱいいっぱいでした。剣舞卿は、市川治さんが演じられていました。すごく緊張しました。音響監督の千葉耕市さんから『市川さんの芝居を見てほしかった』というお話がありました。背中を見て、学ばせていただきました」と語った。
上映会では、正統続編となる「鎧真伝サムライトルーパー」が制作され、テレビアニメとして2026年1月に放送されることも発表された。テレビアニメシリーズが放送されるのは約37年ぶりとなる。現在の新宿を舞台とした完全オリジナルストーリーで、「銀魂」「おそ松さん」などの藤田陽一さんが監督を務め、SUNRISE Studios(サンライズスタジオ)が制作する。「遊☆戯☆王SEVENS」などの石橋陽彩さんが、主人公・凱/灼熱のガイの声優を務める。
上映会には、正統続編に出演する石橋さんも登場し、草尾さんは「応援しています。皆さんも応援してください!」と呼びかけた。
「鎧伝サムライトルーパー」は、サンライズ制作のアニメで、“鎧擬亜(ヨロイギア)”を持つ5人の少年が、運命に導かれて集結し、妖邪帝王・阿羅醐が率いる妖邪の軍勢と戦う姿が描かれた。1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送され、人気を受けてOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作。「鎧伝サムライトルーパー 外伝」が1989年、「鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説」が1989~90年、「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」が1991年に発売された。「コミックボンボン」(講談社)でほしの竜一さんによるコミカライズも連載された。
提供元:MANTANWEB