ソムタム田井のコスプレリポート:「ブルアカ」水着レイヤー 体づくり&髪の色や質感にこだわり
配信日:2024/12/14 21:01

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット105(コミケ105)」に先駆けて、8月に開催された「コミケ104」で撮影、インタビューしたコスプレーヤーをプレーバック。水着バージョンのコスプレ衣装を格好よく着こなすいのりさん、リリさん、凪咲さんを紹介する。
昨今のゲームのキャラクターには、水着やハロウィン衣装、クリスマスのサンタ風コスチュームなど、さまざまな衣装が用意されており、季節ごとにぴったりな衣装を用意してコスプレ撮影ができる……というところも、コスプレーヤーにとっては刺さるポイントになっている。
VTuber(バーチャルYouTuber)も同様に衣装バリエーションが豊富なため、この折の会場でこれらのキャラに扮(ふん)していた参加者の中には、涼しげな水着衣装を着たレイヤーが多かった。
そんな彼女たちにこだわりポイントを聞いてみたところ、きれいに着こなせるよう体づくりに励みつつ、ウイッグや装飾の造形にも注力したという。
「こちらの衣装に限らず、コスプレをする際は毎回、ウイッグの造形にこだわっています。ただ形を再現するだけでなく、作中でのキャラクターの仕草や雰囲気なども調べて。質感や色味、風になびく感じなども再現できるよう、今回も頑張りました」(「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」狐坂ワカモ/いのりさん)
「イオリはスレンダーな体型のキャラクターなので、しっかり再現できるようダイエットを頑張りました。写真だとちょっと分かりにくいかもしれませんが、お尻もきれいにカッコよく仕上がっているので、スクワットを中心に筋トレに取り組んだ甲斐がありました。それと今回は、衣装も自分のスタイルにぴったりのサイズで仕上げたかったので、水着や小物はすべて自作で用意したものになります」(「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」銀鏡イオリ/リリさん)
「衣装や小物はすべて自作で用意しました。胸元のフリルや網の部分は、オフィシャルイラストを参考にしながら似た素材を集めてきて。それらを組み合わせて、忠実にデザインを再現したつもりです。それともう一点、太もも部分の装飾は少し食い込むようにサイズを調整したのですが、こちらもこだわったポイントになります」(夢野あかり[ぶいすぽっ!]/凪咲さん)
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB