ソムタム田井のコスプレリポート:水着“VTuber”レイヤー きれいで格好いい体づくりにこだわり
配信日:2024/12/07 21:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット105(コミケ105)」に先駆けて、8月に開催された「コミケ104」で撮影、インタビューしたコスプレーヤーをプレーバック。人気VTuberに扮(ふん)するやむ太郎さん、もちりすさん、みなみたそたそさんを紹介する。
アニメやゲームのキャラクターと並び、コスプレ界隈でも高い人気を誇るVTuber(バーチャルYouTuber)。夏なら水着やマリンルック、冬ならクリスマスや正月風のコスチューム……と、衣装バリエーションが豊富なところも、コスプレーヤーにとっては刺さるポイントのようで、この折の会場では涼しげな水着衣装のレイヤーが大勢見られた。
そんな彼女たちにこだわりポイントを聞いてみたところ、きれいに着こなせるよう体づくりに励みつつ、ウイッグの造形やポージングの練習などにも注力したという。
「布面積少なめのコスプレなので、当日までの体づくりにはとてもこだわりました。その甲斐あって、マリンらしくセクシーなスタイルに仕上げられたと思っています。また、どの方向から撮っていただいても可愛く写るように、ウイッグカットにもこだわりました。マリンの可愛らしさを表現できていたらうれしいです」(宝鐘マリン/やむ太郎さん)
「インナーの透け感を意識しながら、一番しっくりくる衣装を用意しました。ツインテールの毛量をギリギリまで減らすなど、髪のボリュームに関してもできる限り忠実に再現したつもりです」(宝鐘マリン/もちりすさん)
「今回の“夏コミ”では、どうしてもこちらの水着バージョンのコスプレをしたくて。キャラクターのイメージを壊さず、その上で格好よく着こなせるよう、体づくりを頑張りました。表情やポージングの練習もしてきたんですけど、当日は屋上の床がめちゃくちゃ熱かったので、しゃがみのポーズを取るのがたいへんでした」(沙花叉クロエ/みなみたそたそさん)
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB