ソムタム田井のコスプレリポート:りなしぃ&るたぴ“ギャルゲーマー”コスプレ ギャル感にこだわり
配信日:2024/11/10 20:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
8月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、2日間で約26万人が来場した世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット104(コミケ104)」。同日に、付近の会場で行われた「となりでコスプレ博2024夏(となコス)」で撮影、インタビューした、「ギャルゲーマーに褒められたい」の鈴木莉音に扮(ふん)するりなしぃさんと、国岡悠に扮するるたぴさんを紹介する。
「となコス」とはその名の通り、毎年夏と冬に開催される「コミケ」と同じ日程で、東京ビッグサイトのすぐ近くにあるTFTビルで行われているコスプレイベント。空調の効いたホール内で、暑さ、寒さを気にせず、1日中コスプレ撮影を楽しめるということで、コスプレファンにとっては「コミケ」同様、長きにわたって親しまれているイベントだ。
中には、日中は「コミケ」でコスプレを楽しみ、夕方から「となコス」に参加して、夜まで撮影&交流を楽しむといった、イベントのはしごをするレイヤーやカメラマンも多く、かくいう筆者もそうした流れで両方の会場を覗かせてもらった。
りなしぃさんとるたぴさんは、「コミケ104」には2日目に参加するため、初日は体力を温存しつつコスプレを楽しみたい……とのことで「となコス」に遊びに来たという。そんな二人が扮するのは、プロゲーマーを目指す高校生と、そのコーチを務めるギャルゲーマーが織り成すラブコメマンガ「ギャルゲーマーに褒められたい」のヒロインたち。
りなしぃさんは衣装やウイッグを揃えるだけでなく、ギャルならではの着崩し方にもこだわったという。
「メークや仕草はもちろん、制服の着崩し方にもこだわってギャル感を演出してみました。原作と照らし合わせながらスカートの丈感も調整したので、そうした雰囲気が うまく表現できているといいんですけど、いかがでしょう?」
るたぴさんはプライベートで日焼けした、自身の小麦肌を生かせるコスプレをしたい……ということで、こちらの国岡悠というキャラクターを選んだと話す。
「ただの褐色肌&金髪ギャルにならないよう、キャラの個性をしっかり表現することも意識して。ヘアピンや絆創膏などのアイテムは、位置にも気をつけてセットしています。鈴木莉音ちゃんで併せをしてくれたりなしぃにも感謝です!」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB