ソムタム田井のコスプレリポート:不知火舞、いろは、春麗 “格ゲーヒロイン”が集結 スタイルを生かした衣装で
配信日:2024/10/26 21:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
8月に名古屋で開催され、3日間で約25万3700人が来場した世界最大規模のコスプレの祭典「世界コスプレサミット2024(WCS、コスサミ)」で撮影、インタビューした、対戦格闘ゲームのキャラクターに扮(ふん)するコスプレーヤー、ツジ・ルイスさん、かがみ。もちさん、今村知可さんを紹介する。
元々、対戦格闘ゲームはコスプレ界隈でも人気の高いジャンルだが、世界的なeスポーツの盛り上がりを受け、ここ数年で扮するレイヤーが増加。中にはゲーマーとしても腕を磨き、各タイトルの大会に出場しているレイヤーもいて、同じタイトルのキャラクター同士で集まり、大人数で撮影や交流を楽しんでいるグループの姿も各所で見られた。
今回、取材に協力してくれた3人は、それぞれ注力したポイントが異なり、ツジ・ルイスさんはウイッグの造形、かがみ。もちさんは衣装のサイズ感にこだわったという。また、今村知可さんは自身のスタイルを生かせるよう、コスチューム選びに時間をかけたと話す。
「こちらのコスプレでは髪型の再現にこだわりました。特にウイッグの真ん中分けが難しくて、なるべく自然な感じになるよう気をつけました」(「餓狼伝説」シリーズ:不知火舞/ツジ・ルイスさん)
「今回のコスプレのポイントは、体にぴったりフィットするように仕上げた衣装のサイズ感です。自分の体のラインとゲーム上のキャラのスタイルを照らし合わせながら、忠実にシルエットを再現できるよう調整しました」(「サムライスピリッツ」シリーズ:いろは/かがみ。もちさん)
「普段はレースクイーンやグラビアのお仕事をしていて、コスプレは趣味で楽しんでいます。コスサミは今回が初参戦なんですけど、大勢のカメラマンさんに写真を撮っていただけて、すごくうれしかったです。コスプレーヤーとしてはまだまだ未熟で、本格的なコスプレはハードルが高いなと思ったので、今回は自身のスタイルを生かせる衣装を用意しました。最新の『ストリートファイター6』をプレイされている方だけでなく、昔、『ストリートファイターII』を遊ばれていたカメラマンさんからも“懐かしい!よく似合ってますね”と言っていただけて、挑戦した甲斐がありました」(「ストリートファイター」シリーズ:春麗/今村知可さん)
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB