花は咲く、修羅の如く:テレビアニメが2025年1月スタート 「響け!ユーフォニアム」武田綾乃原作の青春マンガ
配信日:2024/09/11 19:00
「ウルトラジャンプ」(集英社)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「花は咲く、修羅の如く」が、2025年1月から日本テレビ、BS日テレほかで放送されることが分かった。追加キャストも発表され、夏江杏役の和泉風花さん、冬賀萩大役の千葉翔也さん、秋山松雪役の山下誠一郎さん、整井良子役の安野希世乃さん、箱山瀬太郎役の坂泰斗さんが出演することが分かった。
同作は、小説「響け!ユーフォニアム」シリーズで知られる武田綾乃さんが原作を手がけるマンガで、2021年6月から「ウルトラジャンプ」で連載中。人口600人の小さな島・十鳴島(となきじま)を舞台に、春山花奈ら放送部のメンバーが、大好きな朗読を深めていく……というストーリー。藤寺美徳さんが春山花奈を演じる。アニメは宇和野歩さんが監督を務め、スタジオバインドが制作する。
和泉さんは「この作品、オーディションの際に読ませていただいてあまりの面白さに次々読み進めてしまいました。その中でも、杏ちゃんの努力に基づいた自信とブレない信念、そして段々見えてくる可愛らしさでとても好きなキャラクターになっていたので、演じさせていただけることになって本当にうれしいです! 杏ちゃんの努力と実力をきちんと音で皆様へ届けられるよう、杏ちゃんに負けない気持ちで頑張ります!」とコメント。
千葉さんは「言葉や声が伝えられるものについて試行錯誤する身として、すぐ惹き込まれました。ぜひ参加したかったのでとてもうれしいです。主人公の朗読シーンの表現が好きです。オーディションきっかけに原作に触れ、才能、理屈抜きで感動するもの、論理に基づく実力……個人的に大切にしている感覚とリアルをまざまざと感じさせられました。声優に通ずるからこそ責任を持ちたいです。萩大の他人に迎合しない正直さや妥協しない部分には知るほどに共感してしまうので、それを生かして彼を表現したいです。印象が変化していくキャラクターではありますが、見え方に左右されず、彼の大切にするものを一貫して演じたいです」と意気込んでいる。
山下さんは「言葉や文字と向き合う仕事をしているからこそ、本作を読んだ際の没入感や感動もひとしおでした。声優になった今『学生時代に演技や表現に触れておきたかった』と思うこともあるのですが、それを追体験している感覚です。収録は放送部の雰囲気そのもの。刺激や発見・学びにあふれていますし、演じる秋山松雪は放送・アナウンスの初心者なので、山下自身の基礎を一から見直すという意識ももって取り組んでいます。自信や勇気が無くても、好きな気持ちは大切にしたい……という花奈の姿勢に共感・胸を打たれたり、それぞれの人生のドラマも魅力的です。原作も併せて楽しんでいただけたら幸いです。これからよろしくお願いします!」と呼びかけている。
安野さんは「私が演じさせていただく整井良子は“好きなもの”に対する愛情が海のように深い女の子です。原作を初めて拝見した時、『あ、この子を演じたい』と直感で思いました。うれしいご縁が巡り巡って良子を演じる機会に恵まれたことを、本当にうれしく思います。すももが丘高校放送部の一員として。ただ一人の古典を愛する読み手として。心を宿して言葉を伝えていけたらと願っています。どうぞよろしくお願いします!」と話している。
坂さんは「声や音という『絶対的な正解』がない世界で競い合うことを描いている本作は、僕自身が声優というお仕事をやらせていただいているため、感情移入や共感できる事が本当にたくさんありました。『朗読が好き』という気持ち、『負けたく無い』という気持ち、登場人物全員がそれぞれの「熱」を持っている作品なので、見ていただく方の境遇や人生経験でキャラクターへの感情移入や共感が全く変わってくるのも本作の良さだと思っています。繊細ながらとても“熱”を持った本作の中でも、より繊細でほかの放送部メンバーとは少し違った立ち位置にいる瀬太郎を演じることができてとてもうれしいです! そんな彼が花奈や放送部メンバーたちとどんな化学反応を起こしていくのか、今から楽しみで仕方ありません!」とコメントを寄せている。 ◇スタッフ(敬称略)
監督:宇和野歩▽シリーズ構成:筆安一幸▽キャラクターデザイン:相音光▽総作画監督:相音光・嶋田聡史▽美術監督:山口忍・白井加奈子▽色彩設計:中野尚美▽プロップデザイン:反田誠二▽撮影監督:棚田耕平▽編集:齋藤朱里▽音響監督:濱野高年▽音楽:横山克▽アニメーション制作:スタジオバインド
◇キャスト(敬称略)
春山花奈:藤寺美徳▽薄頼瑞希:島袋美由利▽夏江杏:和泉風花▽冬賀萩大:千葉翔也▽秋山松雪:山下誠一郎▽整井良子:安野希世乃▽箱山瀬太郎:坂泰斗
提供元:MANTANWEB