ソムタム田井のコスプレリポート:引き締まった腹筋が魅力の「転スラ」ミリム 体作りにこだわり
配信日:2024/07/07 6:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、5月12日に大阪市浪速区のでんでんタウンで開催された「日本橋ストリートフェスタ2024(ストフェス)」と、5月19日に名古屋市中区で開催された「ホココス2024 ~南大津通歩行者天国COSPLAY~(ホココス)」で撮影、インタビューした、神月れむさんを紹介する。
2日にわたって開催されるイベントの場合、両日とも参加するコスプレーヤーは意外と多く、これまでにも2日続けて同じ人に取材を依頼し、初日と2日目で異なるキャラクターのコスプレ写真を撮らせてもらったことは幾度となくある。
しかし今回のように、大阪と名古屋という離れた会場で、2週続けて同じレイヤーに遭遇するケースは珍しく、ストフェスでは「転生したらスライムだった件」のミリム・ナーヴァのコスプレ写真を、ホココスでは「緋弾のアリア」の神崎・H・アリアのコスプレ写真を、それぞれ撮影させてもらった。
ちなみにミリムとアリアは、どちらもピンク髪のツインテールが特徴的なキャラクターだが、神月さんはウイッグの造形に加え、メークやスタイルの再現にもこだわりを持って取り組んだと話す。
「ミリムに関してはウイッグだけでなく、まつ毛もピンク色のキャラクター……ということで、マスカラやアイライン、アイシャドウなど、全体的にピンクを使うメークを心がけました。それとこちらの衣装はお腹の出るデザインなので、腹筋は付き過ぎず、でも適度に引き締まるよう、加減をしながら絞ってきたこともこだわったポイントになります」
ミリムと比べると、アリアの衣装は若干布面積が多めに感じるが、それでも体にぴったりフィットするサイズのため、きれいに着こなせるよう体型のキープには気をつけたという。
「アリアはすごくきゃしゃなキャラなんですけど、自分の体型なら再現できるんじゃないか?と思って。ミリムに続けて挑戦してみました。衣装のセーラー服は、体のラインがはっきりわかる造形になっているのがポイントで、仕上がりには満足しています」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB