ソムタム田井のコスプレリポート:ヒップラインにこだわる「NIKKE」レイヤー 鍛えたお尻を見て!
配信日:2024/05/25 22:11
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
今回は、3月23、24日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「AnimeJapan 2024」で撮影、インタビューした「勝利の女神:NIKKE」のラピに扮(ふん)するおりばーさんと、「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の一之瀬アスナに扮するロロさんを紹介する。
昨今のコスプレイベントでは、スマートフォンを軸に展開しているゲームのコスプレが主流で、特に「勝利の女神:NIKKE」「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「崩壊:スターレイル」「原神」といったタイトルは、扮するコスプレーヤーが圧倒的に多い。
同じキャラクターのコスプレでも、レイヤーごとに注力するポイントはさまざまで、おりばーさんの場合はポージングに並々ならぬこだわりがあるという。
「こちらの衣装はファンの方からいただいた、とても大切な一着でして。イベントで着るのは初めてなので、メークやウイッグの造形も含め、気合を入れてコスプレをさせていただきました。それとラピは、後ろ姿が印象的なキャラクターでもあるので、ヒップラインが美しく見えるように、トレーニングではお尻まわりを重点的に鍛えました。ゲーム内でも頻繁に披露する“後ろ向きのポーズ”や“しゃがみポーズ”だけでなく、高身長を活かした立ち姿も格好よく見せたくて。いつも以上に時間をかけてポージングの練習をしてきたことも、今回のコスプレをするうえでこだわったポイントのひとつです」(「勝利の女神:NIKKE」ラピ/おりばーさん)
一方、カナダ出身のコスプレーヤーであるロロさんは、細々した装飾品を自作で用意することにこだわりがあると話す。
「衣装は購入したものですが、それ以外の装飾や小道具は自作で用意しました。100円ショップで購入した商品をたくさん使っていて、特徴的な装飾である頭上のヘイローは、クリアファイルとフィギュアスタンドを加工して作ったものになります。銃の塗装も自分で行いました」(「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」一之瀬アスナ/ロロさん)
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB