【ハイキュー!!】面白い!感動する!名言・名シーンセレクション
更新日:2016/10/17 10:00
みんな大好きスポ根マンガ!野球やサッカー、バスケットボールなどの王道はもちろん、どんなスポーツでもそこには汗と涙の熱い青春ストーリーが紡がれているもの。
「ハイキュー!!」 (古舘春一/集英社) は王道とはいえない男子バレーボール部を舞台にした物語ですが、そこでのキャラクターたちの葛藤や感動は、読者の心を打つものばかり。
頑張っている彼らに勇気をもらったり涙したり、時にはお腹を抱えて笑ったり……。
今回はそんな「ハイキュー!!」
(古舘春一/集英社)
の個性豊かなキャラクターたちによる名言をご紹介しちゃいます!
「ハイキュー!!」とは
烏野高校排球部のメンバーが繰り広げる青春スポーツ漫画で2014年からアニメ化もされています。
男子バレー部とは思えない、低身長の日向翔陽が、同学年のセッター影山と出会うことで、多くのライバルを翻弄していく名プレイヤーへと進化していきます。
日向翔陽の名言
“小さな巨人”に憧れて烏野高校に入学。体は小さくても元気いっぱい!
その身体能力と強力なバネによる“囮(おとり)”で、高身長の選手を翻弄していく姿は鳥肌です。
「負けたくないことに理由っている?」
「エースの前に道を作ることはできます 最強の囮になります…!」
それまでは囮という役割を恥ずかしいと思っていた日向。
しかしそんな自分の役割によってチームが勝てるということを知り、心の中で吹っ切れたシーン。
影山飛雄の名言
中学生の頃はその独善的なプレースタイルから“コート上の王様”と呼ばれてメンバーに嫌われていた影山。しかし、セッターとしての能力やセンスはずば抜けた名プレイヤー。
烏野高校排球部に入り、日向や他メンバーとの出会いによって、精神的にも成長していきます。
「「諦めない」って口で言う程簡単な事じゃねぇよ」
日向と初めて出会ったときの一言。中学生時代の王様時代だった影山は、徹底したリアリスト。
初対面の日向にも容赦ない言葉をかけます。
「俺が居ればお前は最強だ!」
背丈やパワーがあるエース・旭に嫉妬していた日向。
そんな日向に対する影山の愛のある一喝。
まだまだある!烏野高校排球部の名言
烏野高校排球部は日向と影山だけじゃない!個性も実力も兼ね備えた部員たちが勢ぞろいしてるんです。
ひたむきな彼らが発する名言には勇気をもらえること必須です。
「まぁ 存分にやんなさいよ」(澤村大地)
第2セット、力みすぎて空振りしまくる日向・影山コンビを上手くカバーする主将・大地さん。
この一言には思わずチームメンバーだけでなく敵プレイヤーもハッとさせられます。
本当に高校生…?と疑ってしまうほどの包容力に惚れてしまいそうです。
「もう一回俺にトスを上げさせてくれ 旭」(菅原孝支)
優しいがゆえに、影山という有能なセッターの陰に隠れて安心していた菅原。
しかし、練習試合ではあえて影山と相対するチームに。ここで彼の情熱が再び燃え上がります。
「ひとつでも多く勝ちたいです 次へ進む切符が欲しいです」(菅原孝支)
チームのことを思うからこそ、セッターの選択は監督の判断に委ねる…。
3年生で後がない自分に気を使っていることに気づき、菅原は監督にはっきりと言い切ります。菅原の本当の優しさが伝わるシーンです。
「何回ブロックにぶつかっても もう一回 打ちたいと思うよ」(東峰旭)
一度はバレーを離れたエース・旭。
しかし、コートに立つと情けない気持ちと同時に、バレーが好きだという気持ちがこみ上がります。
「がんばれ」(清水潔子)
普段はクールでつれない美人マネージャー。しかし、部員を想う気持ちは人一倍。
彼女の精一杯の激励に部員は感激します。
「ネットの“こっちっ側”に居る全員! もれなく“味方”なんだよ!!」(田中龍之介)
男気あふれる田中先輩の愛のあるお叱りシーン。
初めての練習試合に緊張し、ヘマをして交代させられたらどうしようと不安になる日向。
バレーボールがチームプレイであること、そして、自分たちがみんな日向の味方であることを伝え、日向もやっと安心することができたのです。
「野郎共ビビるなァー!前のめりで行くぜ」(西谷夕)
どんな逆境でも変わらず強気でいる西谷は、メンバーのメンタルの支えでもあります。
劣勢に少し弱気になっていた烏野もこの一言に一瞬で元気に。
「逃げる方が絶対後からしんどいって事は もう知ってる」(縁下力)
予期せぬハプニングによって、大地さんの代わりを務めることになった縁下。
その重荷に耐え兼ね逃げ出したくなりますが、過去に辛い練習から逃げた経験を思い出し不安な気持ちを落ち着かせます。
この試合で一回り成長する縁下の活躍を見逃さずにはいられません…!
「…自分で言うのはともかく 他人に“無理”って言われると腹立つよね」(月島蛍)
いつもは気だるげなツッキーこと月島。
日向に、宮城県最強校のエース・ウシワカに勝てるか?と聞かれ、月島はいつものように「無理デショ」と即答します。
「月島で無理ならおれがやってやる…!」と意気込む日向にカチンときた月島の一言。
人に「無理」と言われると腹が立つ気持ち、わかります!
「自分も戦えるって 証明しろ!!!」(山口忠)
烏野高校がピンチの局面、空気を変えるためにピンチサーバーとしてコート入りすることになった山口。
レシーブしにくいジャンプフローターサーブを打つ練習を始めて1週間、ということでいつもに加えて気弱な山口でしたが、しっかり気持ちを切り替えて試合に挑む姿にグッときます。
「"負け"は弱さの証明ですか?君達にとって"負け"は試練なんじゃないですか?地に這いつくばった後 また立って歩けるのかという 君達がそこに這いつくばったままならば それこそが弱さの証明です」(武田一鉄)
バレーボールの経験や知識がない武田先生。
自分の代わりに指導できるコーチを見つけてきたり、何度も断られながら練習試合をとりつけたりと、部員のことを思う気持ちは人一倍です。
メンバーのことを想って語る言葉は、優しくて強い、心の奮い立つ名言です。
烏野だけじゃない!他のキャラクターの名言
烏野高校排球部と相対するライバルたちやコーチたち。彼らもまた悩み苦しみながら前に進もうとしています。学校の外にもたくさんの魅力的な出会いがあることで、烏野高校排球部のメンバーもさらに磨きがかかるのです。
「信じてるよ お前ら」(及川徹)
青葉城西の圧倒的エース及川。
いつもはふざけてばかりの軽いノリだが、試合前のこのセリフで部員は引き締まります。
この言葉が嘘偽りないということを部員たちは皆知っているのです。
「目の前の相手さえ見えてない奴が その先に居る相手を倒せるもんかよ」(岩泉一)
ずっと及川と一緒にプレイしてきたからこそわかる、心の内。
烏野と戦っているにもかかわらず、他チームのメンバーが頭によぎっていた及川に、厳しい一言。
「熱意には熱意が返ってくる あんたが不格好でも頑張ってれば生徒はちゃんとついてくる」(猫又育史)
「落ちた強豪、“飛べない烏”」と呼ばれ、すっかり強豪扱いをされなくなっていた烏野高校排球部。
しかし、武田先生の頑張りと日向・影山をはじめとした新たなメンバー加入により、勢いを取り戻す。そんな彼らを見て、過去の烏野を知る猫又監督は安心する。
ハイキュー!!の魅力をもっと伝えたい!名シーンセレクション!!
感動あり笑いあり、その絶妙なバランスが「ハイキュー!!」 (古舘春一/集英社) の魅力。ここでは感動と面白の名シーンをご紹介しちゃいます!
菅さんの笑顔に場の空気も柔らかく
劣勢による焦りからか、表情もかたく声も出なくなっていた影山。コーチは見兼ねて菅原と交代させます。
どんよりとしていたコート内の雰囲気は一転、菅原の爽やかスマイルにメンバーもつられてにっこり。先輩セッターの経験値が見せる人間力といえます。
最強タッグ、結成!?
優れた身体能力とセンスを持つ日向も、バレーの“技術力”に関して言えばまだまだヒヨッコ。
そんな日向の才能を引き出そうと、それまで口の悪さや威圧的で悪目立ちをしていた影山が初めて歩み寄るシーン。
ふたりのナイスプレーはここから始まった!
緊張しやすい日向が見せる行動
根性はあるけど緊張しやすいのが玉に瑕(きず)!日向は初めての練習試合前にすっかり上がりっ放し。
先輩の田中にからかわれ強がりますが体は正直でした(笑)
試合中も失敗して交代されたらどうしようという不安のせいで、メンバーも心配するほど上の空に…
落とすことができないセットに緊張する菅原の手を、ぎゅっと握る潔子さん
菅原はファイナルセットのスターティングメンバーに選ばれます。
ここで勝たなければ敗退…
そんな緊張からか、いくらウォーミングアップをしても菅原の手は温まらず焦りばかりが募ります。
そんな菅原の手を潔子さんが優しくぎゅっ。
あ、あれ?菅原さんと潔子さんの関係って一体……?
他メンバーだけではなく読者のジェラシーも駆り立てたときめきのワンシーンです。
いかがでしたか? 等身大の彼らが織りなす青春男バレライフは、多くの読者の心を打ち大ヒット。試合前のドキドキや、土壇場で見せる強さ、弱さを克服していく姿など、読んでいると勇気とパワーがわいてくる作品なんです!