高橋一生:「耳をすませば」以来32年ぶり劇場版アニメ声優出演 夏目真悟監督「ghost/夜の果て」 主演は堀田真由
配信日:2026/08/07 7:00
俳優の高橋一生さんが、テレビアニメ「Sonny Boy(サニーボーイ)」などで知られる夏目真悟監督の初となるオリジナル劇場版アニメ「ghost/夜の果て」(2027年2月11日公開)に声優として出演することが明らかになった。高橋さんが劇場版アニメで声優を務めるのは1995年公開の「耳をすませば」以来、約32年ぶりで、メインキャラクターのマスを演じる。俳優の堀田真由さんが主演を務め、主人公の少女・ニケを演じることも発表された。
「ghost/夜の果て」は、労働の必要がなくなり、18歳になると世界に必要な人間かそうでない人間か、誰もが“選別”される世界を舞台に、“本物”を求め続ける少女の物語。15歳で既に“選別”された特権を持つ優秀な少女・ニケは、自分の居場所を探す中、深い喪失を抱えるマスと出会う。「ACCA13区監察課」などのマンガ家のオノ・ナツメさんがキャラクター原案を手がけ、マッドハウスが制作する。
高橋さんは「喪失や、それに付随する絶望。そういったものをくぐり抜けなければ見えてこないものは確かに存在しています。合理を突き詰めれば、世界はかえって人間の居心地の悪い場所になりますが、あらがいようのない何かによって、私たちはまっすぐ、地獄と背中合わせの桃源郷に向かっているのかもしれません。マスがどこかに抱いている諦観は、自分の視座と時折強く重なったように思います。夏目さんのまなざしから生まれた針の穴のような光明は、私たちと地続きの世界の、その冬の美しさのなかに、道しるべとして輝いています」とコメントを寄せている。
堀田さんは「初めて台本を読んだ時、子供の頃に抱いていた言葉にはできないたくさんの感情を思い出しました。そんな私も、大人になるにつれて自分が傷つかないように気持ちをしまい込み、『聞き分けのいい子』や『いい子』でいることをいつの間にか覚えてしまった気がします。ニケは、不器用なくらいまっすぐで、美しいものや本物だと思えるものを大切にしながら自分の居場所を探し続けています。ニケの強さはとてもまぶしく、演じていて時に羨ましくもありました。でも同時に、そのまっすぐさゆえの危うさも感じます。この作品には、ひとつの答えを決めつけない魅力があると思うので、見てくださる方のそれぞれの心に違う形で届く作品になっているとうれしいです」と語っている。
ニケ、マスが登場する特報映像も公開された。「私は特別だから」と語るニケに、マスは「ちゃんとここにいる」と寄り添い、二人の繊細な関係性が垣間見える映像となっている。
◇音楽担当の君島大空さんのコメント
音楽を作っていく中で、作中に登場する人物の誰へでも自分を代入できると気がつくような瞬間がありました。それは大人になっていく過程そのものに敵対するような過剰な鋭さ、老成していく部分への省み、気持ちを守るために独自の儀式を執り行う個人と集団。内省的であることは、ひとりの内に成り立つものではなく世界によって侵され、守られているのだと思います。この作品に出会ってから、ひとりの人間に根差している暴力が何によって世界に開かれるべきなのかを考えています。
◇主題歌・挿入歌を担当する「羊文学」のコメント
何度も脚本を読み、最後にはいつも涙が出ていました。そして、この作品に向き合うとき、嘘がないようにしようと思いました。曲は、少し前、初めてのアメリカツアーの前後で完成させました。日本で感じていた自分の痛みを、アメリカの広大な景色に似合うカラッとした音に乗せることで、ニケの強さともろさを表現したいと思いました。私たちの曲が、ghostが皆さんの思い出深い一本となるための、小さな力になれていればうれしいです!
◇キャラクター原案のオノ・ナツメさんのコメント
キャラクター原案のお話をいただいた時、アニメ「ACCA13区監察課」の皆さんが勢揃いな中に参加させてもらえることをとてもうれしく光栄に思いました。出来上がった映像を拝見した時はキャラクターデザインの久貝(典史)さんの手によって完成したキャラクターたちの表情に見入ってしまいました。目に残る色、耳に残る音、また映画館で味わいたいです。
提供元:MANTANWEB











