葬送のフリーレン:テレビアニメ第3期「黄金郷編」 メインスタッフ続投「現在鋭意制作中」 さらにパワーアップ!

配信日:2026/07/06 12:00

「葬送のフリーレン」のキャラクターデザインの小嶋慶祐さんがライブドローイングで描いたゲナウとメトーデ(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
「葬送のフリーレン」のキャラクターデザインの小嶋慶祐さんがライブドローイングで描いたゲナウとメトーデ(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」のイベントが7月4日(現地時間)、米国で開催されたアニメイベント「Anime Expo 2026」で行われ、北川朋哉監督、監督協力の斎藤圭一郎さん、キャラクターデザインの小嶋慶祐さん、マッドハウスの福士裕一郎プロデューサーが登場した。2027年10月から放送される第3期「黄金郷編」のメインスタッフが発表され、北川監督、副監督の原科大樹さん、監督協力の斎藤さん、シリーズ構成の鈴木智尋さん、キャラクターデザインの小嶋さんと高瀬丸さん、コンセプトアートの吉岡誠子さん、音楽のEvan Callさんが続投することが分かった。

 福士プロデューサーは第3期について「現在鋭意制作中で、第2期はよりいっそうパワーアップした第3期をお届けできるよう努力していきます! 我々は毎回より良いものを作っていく心意気であり、実際に素晴らしいスタッフたちが集まってきているので手ごたえも感じています。これからもフリーレンの旅路は続きますので、皆さん期待して待っていてくださいね!」呼びかけた。

 イベントでは第2期を振り返り、小嶋さんは、自身が総作画監督を務め、激しいバトルアクションが話題になった「神技のレヴォルテ編」の第36話について「総作画監督として第34~36話を担当しました。レヴォルテ編のメインキャラクターであるメトーデとゲナウ、レヴォルテの絵は物量が多いのですが、スケジュール内でより良いものができるように頑張りました」と話し、「レヴォルテは美しさと雄々しさの両立を意識しています。レヴォルテの獣を彷彿させる動きは動画スタッフさんの仕事によって表現されていたので、自分はそこに美しさと雄々しさを足すように作画修正を加えました」と制作の裏側を語った。小嶋さんはライブドローイングを披露。ゲナウとメトーデをカラーで描いた。

 北川監督は、自ら絵コンテを担当したオープニング映像について「フリーレンのこれまでの人生とこれからの旅路を軸として描いています。フリーレンと、ヒンメルたちやフランメとの出会いと別れを、花をモチーフに使い、今の仲間であるフェルンとシュタルクとの旅路に繋げていくという狙いで作りました」と説明。「絵コンテが出来上がったあと、全体の色味や完成画面のイメージとなるカラースプリクトをコンセプトアートの吉岡誠子さんに作ってもらい、光を感じる色彩や筆のタッチを残した、本編とは少し違った質感を設計しました。サビからはカラフルな花がたくさん出てくるのですが、作監の高瀬丸さんが緻密な花を描きゴージャスな映像になっています。花吹雪がたくさんあり大変なオープニングでしたが、副監督の原科大樹さんが1000枚以上の原画を描いてくれて完成しています」と話した。

 第31話の三日三晩泣きわめくフリーレンのシーンが話題になると、福士プロデューサーは「ユーモラスな演出は土屋陽平さんが絵コンテで考えたものです。それをアニメーターの佐藤利幸さんがテンポよく描き、作画監督の原野瑠奈さんが表情を加えることでキャラクターの魅力がさらに増したと思います。スタッフたちもワクワクしながら見ていました」と話した。同じく第31話で登場したタオルを頭に巻いたフリーレンの原画も紹介され「シナリオ段階ではアイスキャンディーを片手に持ちながら温泉から戻ってくるだけだったのですが、タオルを巻いてアイスキャンディーを食べる動きを先ほどのスタッフ陣により追加され、ここでもフリーレンの魅力が詰まった絵として描かれています」と明かした。

 第1期では監督を務め、第2期からは監督協力として参加した斎藤さんは、第38話「美しい光景」の聖雪結晶のシーンについて「このエピソードを第2期の最終回にふさわしい内容にしなければいけないと感じ、どうやったら最終回にふさわしいものになるのかアニメオリジナルの膨らませが必要であり課題でした。第2期での自分の仕事は監督協力であり、北川さんがどういうシリーズにしたいのかをバックアップする役割。第38話のディスカッションをする中で、北川さんと脚本の鈴木智尋さんが少し混乱している瞬間がありました。そのため、このシーンはエピソードの中でどのような機能を果たすのかを分析し、現在のシナリオではなにが表現されていないのか今後のシナリオではどう表現をしていくべきかを2人に伝えました。一緒に考え、自分から投げかける形ではありましたが、そこから北川さんと鈴木さんが導き出した最終回だったと思います」と話しながら、会議で使われたホワイトボードの写真も紹介された。

 最後に、小嶋さんは「(第3期は)第2期のクオリティーを超えるものを作っていきますのでよろしくお願いします!」、福士さんは「Anime Expoは最高ですしフリーレンのファンの皆様とまた会いたいので、来年は大きなお土産を持って来られるように頑張りたいと思います」、斎藤さんは「第3期の黄金郷編は原作でも人気があるエピソードで、壮大でドラマチックなエピソードですので、引き続き期待して待っていてください」、北川監督は「第3期も皆さんの期待にこたえられるようにスタッフ一同頑張っていますので、もう少しお待ちください!」と話した。

 「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」で2020年4月に連載をスタートした。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、“人を知るため”に旅をすることになる。マンガ大賞2021、第25回手塚治虫文化賞の新生賞、第69回(2023年度)小学館漫画賞、第48回講談社漫画賞の少年部門に選ばれた。コミックスの累計発行部数は3500万部以上。テレビアニメ第1期が2023年9月~2024年3月、第2期が2026年1~3月に放送された。

提供元:MANTANWEB

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