劇場版モノノ怪:中村健治総監督インタビュー 第三章「蛇神」衝撃の“ラスト10分”の裏側(ネタバレあり)
配信日:2026/06/13 7:01
人気テレビアニメ「モノノ怪」の完全新作劇場版「劇場版モノノ怪」三部作の第三章「劇場版モノノ怪 第三章 蛇神」が5月29日に公開された。「劇場版モノノ怪」は、2024年7月公開の第一章「唐傘」、2025年3月公開の第二章「火鼠」を経て、第三章「蛇神」でついに完結を迎える。第三章では、ラスト約10分でファンも驚くような衝撃の展開が描かれた。テレビアニメから「モノノ怪」を手がけてきた中村健治総監督に制作の裏側を聞いた。
◇以下、ネタバレがあります。
「劇場版モノノ怪」では、女たちの情念が渦巻く大奥を舞台に、薬売りがモノノ怪の正体を追うことになる。第一章では唐傘、第二章では火鼠と、強大なモノノ怪に対峙(たいじ)してきた薬売りだが、第三章では、150年前の大奥誕生にまつわる三代目御台所の深い情念から生まれた蛇神を前にかつてない窮地に追い込まれる。激闘の末、蛇神を倒すも、さらなるモノノ怪として百目が立ちはだかる。絶体絶命のピンチに、助っ人としてテレビシリーズの主人公である離(り)の薬売りが登場するという、驚きの展開となった。第一章公開時に薬売りが64人いることは明かされていたが、中でも特別な力を持つ劇場版の主人公・坤(こん)の薬売りとテレビシリーズの離の薬売りの共闘が実現した。
離の薬売りの登場が決まったのは、第三章の制作中だったという。
「第三章の脚本は一度決定稿が出来上がっていたのですが、絵コンテが進んでいく中で、『坤の薬売りの力だけでは百目は斬れないんじゃないか』という問題が発生したんです。蛇神戦まではとりあえず進めて、百目戦をどうするかというところでかなり時間がかかった。そんな中で、プロデューサーから『薬売りが複数いたら戦えるんじゃないか』というアイデアが出て、『いける』と思いました。では、薬売りが何人いたら百目を斬れるか?と話し合った末、坤と離の二人の薬売りを登場させることになりました。その後、坤の薬売り役の神谷浩史さんにも『離の薬売りを呼ぼうと思います。坤の薬売りとしてどうですか』と聞いて、『いいと思います』というリアクションをいただいた上で、実現しました」
中村総監督自身、離の薬売りを描くのはテレビシリーズぶりで、「やっぱり、坤と離の薬売りではたたずまいが違うなと感じました。若干、離のほうがベテラン臭があるというか」と違いを明かす。二人の薬売りが戦闘用形態の神儀へ変身するシーンには、かなり力を入れたという。
「劇場版モノノ怪」の最終章で実現した薬売りの共闘。特別なクライマックスをスクリーンで堪能したい。(しろいぬ/MANTANWEB)
提供元:MANTANWEB




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