小林裕介×河西健吾:テレビアニメ「Dr.STONE」インタビュー ついに完結 千空とゲンの7年の旅路

配信日:2026/04/01 19:01

アニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」の第3クールの一場面(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
アニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」の第3クールの一場面(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたマンガが原作のテレビアニメ「Dr.STONE(ドクターストーン)」の第4期「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」の第3クールが、4月2日午後10時からTOKYO MXほかで放送される。テレビアニメ第1期がスタートした2019年から約7年が経ち、第4期の3クールでついに完結を迎える。主人公・石神千空役の小林裕介さん、第1期から千空と共に科学王国を支えるあさぎりゲン役の河西健吾さんに、同作への思い、最終章について聞いた。

 ◇普通に終わった最終回の収録

 --ついに最終章です。

 小林さん いよいよ原作の完結までを描きます。収録自体はもう終わっていて、作品をやり切ることへの思いは自分の中で一度完結しているんです。なので、あとは皆さんに見ていただき、どういう反応があるのかがただ楽しみという状態です。

 河西さん 僕も同じですね。収録自体が既に終わっていて、年末のジャンプフェスタで「これから最終章」という話をしましたし、昨年末から本当にもう終わるんだなという気持ちになっていました。今は早く完成版が見たいという視聴者目線なところはあるかもしれないです。

 --長く続いていることもあり、寂しさもある?

 小林さん そうですね。ずっと次があるとなんとなく思っていたけど、最後と銘打たれているので、本当終わるんだなという気持ちがあります。

 河西さん これで終わるっていうのは寂しいです。最後のアフレコを終えて、やり切ったという気持ちが強いので、寂しさよりも達成感が今は勝っているのかな。かと言って、いざ最終話が放送されたら、寂しくなるんですけど。アニメにはアニメならではの要素や楽しみ方がありますし、完成が待ち遠しいですね。「Dr.STONE」に関しては、収録から放送まで間が開くことも多いので、あの時は……と思い出しながら見るよりは、こうなったんだと確認することが多いかもしれません。

 小林さん 僕は基本的に、リアルタイムでは、新鮮な気持ちで見ています。自分のお芝居の反省会ばっかりやってしまうんです。ただ、それはあくまで自分の主観なんで。総合的には、これが正解なのかなと思いつつ、今後演じるときの自分の糧にするような気持ちでオンエアを見ています。

 --演じるのが楽しみだったシーンは?

 小林さん 最近だと第2クール第23話の最後にスイカと掛け合うシーンですね。実際にアフレコで、自分が持っていったイメージと全然違うものになったなという自覚がありました。原作を読んでいるときは、冷静に石化から復活するまでの時間が経過したことを見せるシーンだと思っていたけど、アニメでは千空の表情が優しすぎて、スイカ役の高橋花林ちゃんのお芝居を聞いて、これだけスイカが頑張ったのに対して、淡々としゃべると、なんて心がないんだ!と思ってしまいまして。ねぎらいだったり、頑張ったなという気持ちがその場で芽生えてしまったんです。科学変化みたいなのがあったので、あのシーンにはすごく思い入れがあります。

 河西さん 僕は原作を読み込みすぎずに、情報を入れるくらいにとどめているのですが、アフレコで周りのお芝居を聞いて、よかったと思ったのは、ファイナルシーズンの第2クールの終わりのスタンリーたちとの対決のシーンです。初めて死を直感させられたシーンで、戦闘の厳しさもありました。演じていて少しヒリついたところもあり、それまでと少し違う「Dr.STONE」を見せられたらいいなと思っていました。

 --約7年続いてきた作品です。最終回の収録が終わった後の現場の様子は?

 小林さん 普通に終わったよね(笑)。

 河西さん 普通に終わった(笑)。

 小林さん 前日の夜、急にスタッフさんにプレゼントしたいなと思って、急きょ用意したので、うまく渡せるかなという緊張感の方が勝っていまして。河西君や(コハク役の)沼倉(愛美)さんと相談したりしていました。

 河西さん 寂しいなと思いつつも、(小林さんが)座長としてそうやって動いてる姿を見て、やっぱり7年やっている人は違うな、さすが座長だと思っていました。すごくありがたかったです。

 ◇お互いに“ないもの”

 --自身が演じるキャラクターの変化、あるいは変わらないと思う魅力について教えてください。

 小林さん 千空はずっと変わってないと思ってます。第1話の時点で完成しているキャラクターなんです。科学技術がアップグレードされていくけど、自分の中の知識量としては変わっていないはずですし、適材適所に人を使うこともできる。自分の信念も曲げない。彼は一貫しているところが格好いいと思うところです。

 河西さん ゲンは最初に自分でもペラペラな人間と言っていますけど、どっちに転ぶか分からないという状況下で、千空たちの発明品を見て、この人だったらストーンワールドを打破できるという確信めいたものがあったと思うんです。基本的には科学王国チームの人間として動いていて、何かあればスパイとして潜り込んだりもしましたが、一貫して千空についていくというスタンスは変わっていなかったと思います。第1期の出会いで、変わったんだと思います。

 小林さん ゲンは人の心理を全て掌握しているので、敵に回ったら恐ろしい、味方になったら心強い。本当にそれに尽きると思います。ゲンを主人公にしても、きっと物語があるだろうし、そういう意味でも素敵なキャラクターだなと思っています。

 河西さん ゲンから千空を見た時、この人に付いていけば安心だと感じたと思うんです。本当に何でもできる。ドラえもん扱いしていますけど(笑)。

 --お二人のキャリアは同じくらい?

 小林さん 年齢は一緒ですね。キャリアは多分、河西君の方が上になるのかな。

 --共演してみて役者としての互いの印象は?

 小林さん 難しい質問ですね(笑)。僕にないものしかないと感じています。難しそうなキャラクターもやすやすとこなしている印象がありました。最近は特に節回しが特殊なキャラクターでご一緒する機会が多く、それを成立させる地力があった上で、応用していくように感じていました。言ってしまえば、器用な役者さんだと思っています。

 河西さん 逆に、僕にないものをいっぱい持っているし、一貫していて、芯が強いイメージがあります。僕もそういうふうにやりたいと思うときもあるし、無い物ねだりですね。

 ◇あっという間だった7年

 --第1期のスタートから約7年が経ちました。

 小林さん あっという間でした。半年休んで、また収録が始まる……とずっとやっていた印象があります。アニメの収録がないときは、コメンタリーなどの収録やイベントもあったりしましたし。

 河西さん だからあまり実感がないんですよね。せっかくなら最後にイベントをやってみたいです。

 小林さん ファイナルイベントがあったら、泣いちゃうかもしれません。僕以上に泣きそうな新人(クロム役の佐藤元さん)がいる(笑)。7年も経つし、もう新人じゃなくなっちゃったけど。

 --演技の変化もあった?

 小林さん 第1期と比べたら千空の声が変わったとは思っています。僕の中では、こうやりたい、あるいはこう演じられるようになったからこそ出てきた声であって、成長しているとは思っているのですが。

 河西さん あんまり変わったイメージは自分でもそんなにないのですが、ストーリーテラーのようにゲンがしゃべるときは、好きにやっていいんだなと感じていたので、自分なりのゲンを見せられたかなと思っています。本筋とは違うところで、いろいろ遊んだりできる余白がある役だとは思っているので。セリフの中で遊んだりはしていました。僕が理解してなかったものを、7年の中で少しずつ理解したからこその遊びや演技だったとは思います。

 ◇全ての謎が明らかに

 --最終章の見どころや印象的なシーンは?

 小林さん 全ての謎がようやく納得する形で明らかになります。いろいろ予想や考察をして、自分なりの答えを持っておくと、面白いはずです。ただ、誰も当たらないと思います(笑)。

 河西さん 皆が一緒になってロケットを作り、宇宙に行く……。一緒に視聴者の皆さんと楽しめたらと思います。ファンタジーではあるのですが、リアリティーさも見せられてきた中で、最後に、ファンタジーだったなと引き戻してくれて、原点に立ち返った印象もありました。

 小林さん 原作を読んだときは、最初は理解ができないところもあったけど、2回目になんとなく分かって、3回目に感動しました。ずっと伏線があった中で、最終的にここにつながるように、前々から考えられていたと読めば読むほど理解できる。これ以上ないような終わり方でした。ホワイマンを誰が演じるのかも楽しみにしてほしいです。 (阿仁間満/MANTANWEB)

提供元:MANTANWEB

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