解説:「名探偵プリキュア!」 新プリキュアはこれまでにない探偵アニメになるのか?
配信日:2026/01/11 9:31
人気アニメ「プリキュア」シリーズの第23弾「名探偵プリキュア!」のモチーフが「探偵」となることが1月11日、発表された。2004年から20年以上続く「プリキュア」シリーズで初めての“探偵プリキュア”が誕生する。「困っている人を助けたい」という思いを胸に探偵として活躍する女の子たちが主人公で、不思議な力に導かれ、主人公が現代の2027年から1999年にタイムスリップする。どうやらこれまでにない探偵アニメになるようだ。
◇自分自身で考えて“答え”を出していく
「名探偵コナン」「金田一少年の事件簿」「おしりたんてい」「名探偵ホームズ」など探偵アニメはこれまでも数多く制作されてきたが、「名探偵プリキュア!」は、謎や事件を解決していくだけではないようだ。
テーマは「自分で見て、感じて、考えて、“本当”の答えを出す」となることが発表された。さまざまな情報があふれる現代において、“真実”が“嘘”に、“嘘”が“真実”になってしまうことがある中で、“誰か”の考えを答えとするのではなく、“自分”はどのように見て、感じたのか。自分自身で考えて、“答え”を出していくことの大切さを子供たちに伝えるという。
さまざまな情報に翻弄され、何が“真実”なのかが分からなくなる……という人類が直面している問題が描かれるのかもしれない。そもそも“真実”や“本当”とは何か? 答えはないのかもしれないが、壮大なテーマに挑んでいくことも考えられる。
◇1999年にタイムスリップ
“タイムスリップ”も気になる設定だ。マコトミライタウンに暮らす14歳、中学2年生の明智あんなは、誕生日に現れた妖精・ポチタンと部屋にあったペンダントに導かれ、2027年から約28年前の1999年のまことみらい市にタイムスリップする。2027年の時点で14歳ということは、生まれる前にタイムスリップすることになる。
1999年は、自自公連立の小渕改造内閣が発足し、「雑草魂」「カリスマ」などが流行語となり、「だんご3兄弟」が大ブームとなった。携帯電話の世帯普及率は6割程度で、携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」がスタートした年でもある。
PDA(携帯情報端末)と電話機能を融合させた端末はあったが、現代のスマートフォンほど普及していなかった。気軽にAIに相談できたわけではないし、デジタルコミュニケーションツールやSNSも現代ほど充実していなかった。
もちろん「プリキュア」はフィクションなので、現実の1999年が舞台にはなるとは限らない。ただ、タイムスリップした先を1999年にしたのには、理由があるはずだ。
◇かつてないほどに“考える”プリキュア
まだまだ分からないことも多いが、今回の発表に合わせてプロデューサーが寄せたコメントからもこれまでにない探偵アニメを目指していることが分かる。
ABCアニメーションの多田香奈子プロデューサーは「本作で私たちが大切にしているのは、周りに流されず“自分でとことん考える”こと。その先でたどり着いた未来こそが、自分にとっての“真実”です。探偵が明らかにする“真実”はどんな時も揺るぎません。でも、人生における“真実”は、いつだって“自分次第”で変わっていくのです。1999年にタイムスリップする主人公のあんな。彼女はどんな風に考え、判断し、行動し、2027年という未来で、どんな“真実”をつかみ取るのでしょうか。ぜひ最後まで一緒に見届けてください」とコメント。
東映アニメーションの荒牧壮也プロデューサーは「彼女たちが成長していく先でどんな探偵に、プリキュアになっていくのでしょうか。そして、いったいどのような“答え”を最後に導き出すのでしょうか。自分で見て、感じて、“本当”の答えを出す。そんなテーマに合わせて、作品の中にたくさんの謎をちりばめました。かつてないほどに“考える”プリキュアです。ぜひ!プリキュアと一緒に楽しく“推理”をしながら見ていただけるとうれしいです」と話している。
「名探偵プリキュア!」はABCテレビ・テレビ朝日系で2月1日午前8時半から放送される。“考える”プリキュアがどんな“真実”をつかみ取るのかが注目される。
提供元:MANTANWEB











