ペリリュー -楽園のゲルニカ-:主人公・田丸の戦場を生き抜く覚悟 仲間を守り抜く思い 本編映像公開
配信日:2025/12/16 15:00
太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の本編映像がYouTubeで公開された。主人公・田丸均にフィーチャーした映像で、激戦地における覚悟、仲間を守り抜こうという思いを感じさせる内容となっている。同作は、終戦80年を迎えた2025年12月5日に劇場版アニメとして公開された。
映像は、道中に残された不発弾に日本軍が巻き込まれ、仲間とはぐれてしまった田丸が目を覚まし、相棒の吉敷佳助と再会する場面から始まる。大雨が降り注ぐ中で無事再会できたのもつかの間、2人はアメリカ兵と遭遇してしまう。吉敷がすかさず銃撃し、すさまじい表情で果敢に襲いかかると、田丸も弾切れとなった吉敷を守るべく、単独で敵兵に立ち向かい、激しい戦闘が繰り広げられる。終盤は、敵兵2人から攻撃を受けてしまい窮地に陥った吉敷を守るべく、田丸が震える手でアメリカ兵に銃を向けるシーンが描かれている。
同作は、1万人の日本兵が送り込まれ、終戦を知らずに2年間潜伏して最後まで生き残ったのはたった34人といわれる太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を舞台に、マンガ家志望の兵士・田丸の視点で、戦場を生きる若者の姿が描かれた。マンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)で2016~21年に連載され、2017年に第46回日本漫画家協会賞で優秀賞に選ばれた。スピンオフ「ペリリュー外伝」も連載された。
アニメは、「魔都精兵のスレイブ」などの久慈悟郎さんが監督を務め、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのシンエイ動画と、「ドッグシグナル」などの冨岳が制作する。原作者の武田さんと西村ジュンジさんが脚本を手掛ける。
提供元:MANTANWEB











