映画ドラえもん：最新作「新・のび太の海底鬼岩城」　主題歌はsumika　最新予告公開　前売特典に「いくぞ！！バギードラ」

配信日:2025/11/30 18:00

劇場版アニメ「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」の主題歌「Honto」を担当する「sumika」（c）藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026

　藤子・F・不二雄さん原作の人気アニメ「ドラえもん」の劇場版「映画ドラえもん」シリーズの最新作「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」で、バンド「sumika」が主題歌「Honto」を担当することが分かった。同バンドが「映画ドラえもん」シリーズの主題歌を担当するのは初めて。主題歌は、今作のために書き下ろした新曲となる。最新作は、1983年に公開され、ファンに長く愛されてきた「映画ドラえもんのび太の海底鬼岩城」が、約43年の時を経て新たに生まれ変わる。

　「sumika」の片岡健太さんは「ドラえもんは、幼い頃から生活の一部だった作品です。とてもうれしい気持ちと少し不思議な気持ちを抱えながら、気付けばどら焼きをたくさん買って家に帰っていました。この文章を書いている今も、まだ夢見心地です」と主題歌決定時の思いを振り返り、1983年公開の「のび太の海底鬼岩城」について「子供の頃に一度見たことがありましたが、今回の楽曲制作の際に再び見ました。子供の頃は『海の底“では”こんなことがあるんだなあ』と感じ、大人になって見ると『海の底“でも”こんなことがあるんだな』と感じました。年齢や経験を経て、こんなに見方が変わるのかと驚きました」と、改めて体感した作品の魅力を語った。

　メンバーの荒井智之さんは「楽しいバカンスのはずが予定外に巻き込まれるトラブル、未知の世界への不安と高揚、お互いの気持ちを理解していき大切な縁がつながる瞬間。子供の頃に胸を躍らせ受け取った物語を今度は届けるお手伝いができるということに胸が躍っています。たくさんの方にこの作品を楽しんでいただけることを、そして自分たちの音楽がその一助になれることを願っています」とコメント。

　メンバーの小川智之さんは「真っすぐに、あたたかく、答えを導き出すように誠意を込めて制作しました。ドラえもんの世界があるからこそ、できた芯が太く強い楽曲になっています。映画の世界で巻き起こるさまざまなことに対し、のび太たちが話し合って進んでいく姿に感銘を受けて真っすぐなピアノを弾きました。私自身、映画館で見れるのを本当に楽しみにしています」と語っている。

　主題歌を使用した最新予告がYouTubeで公開された。ドラえもんに応援されながら宿題を終えたのび太たちが、どこでもドアで誰も足を踏み入れたことがない海底の世界へ向かう様子が描かれている。ドラえもん、のび太たちは、ドラえもんのひみつ道具・水中バギーとテキオー灯を駆使し、海底の謎を解く大冒険へ繰り出す。映像の最後には「鬼岩城が……活動を始めました！！」との知らせが届く場面が描かれている。

　12月5日から全国の映画館で前売券が販売される。購入特典として、水中バギーに乗ったドラえもんのラバーキーホルダー「いくぞ！！バギードラ」がプレゼントされる。入場者特典として、小冊子「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城『海底探検まんがBOOK』」が配布されることも発表された。

　最新作の舞台は海底で、謎と神秘に包まれた海底世界で、ドラえもんたちが大冒険を繰り広げる。テレビアニメ「ドラえもん」の絵コンテ・演出のほか、2007年公開の「のび太の新魔界大冒険～7人の魔法使い～」、2011年公開の「新・のび太と鉄人兵団～はばたけ天使たち～」、2024年公開の「のび太の地球交響楽」などに参加してきた矢嶋哲生さんが監督を務める。矢嶋さんが「映画ドラえもん」シリーズの監督を務めるのは初めて。テレビアニメ「ドラえもん」で数々のエピソードを手がけてきた村山功さんが脚本を担当する。声優の千葉翔也さんが海底人の国・ムー連邦の兵士・エル、広橋涼さんがひみつ道具・水中バギーをそれぞれ演じる。2026年2月27日公開。

提供元：MANTANWEB