機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ:長井龍雪監督、河西健吾、細谷佳正 新作短編「幕間の楔」語る 10周年の感謝
配信日:2025/11/22 20:37
アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の10周年企画の一環として劇場公開された「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」の特別編集版「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-」のトーク付き上映会が11月22日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。同時上映は「鉄血のオルフェンズ」の新作短編「幕間の楔(まくあいのくさび)」で、舞台あいさつには「鉄血のオルフェンズ」の三日月・オーガス役の河西健吾さん、オルガ・イツカ役の細谷佳正さん、長井龍雪監督が登壇し、同作への思いや新作について語った。
新作短編「幕間の楔」は、テレビアニメ第1期と第2期の間の物語で、長井監督は「どんなのをやりたい?と話をして、岡田(麿里)さんがスーツの話、俺が刀の話しをしたいとなった。それをまとめた。本編でできなかった話をやろうとした」と説明。
新作は、ガンダム・バルバトスアダプトが太刀で戦う姿が描かれており、河西さんは「第1期で、刀はオルガが目指す場所には心もとないと……と第2期ではソードメイスに変わっていた。なんでああいう形になったかが補完されて、個人的に腑に落ちました」と感慨深げ。
細谷さんは「スーツの話ではあったと思うんですけど、個人的にライドにシュマグを渡すシーンが結構グッときて。こんなに喜んでいたんだと。ちょっと頭をポンポンってするのが、全話を知っているから余計にくるものがありました」と語った。
「ウルズハント」の話題になると、「元々のコンセプトはライトな雰囲気で楽しんでいただくところから始まり、ポップなイメージで作らせてもらいました。本編ではなかなかできないモビルスーツの活躍を楽しんでいただきたかった」と話した。
最後に、細谷さんは「ご来場したらいただいて本当にうれしかったです。ありがとうございました。10周年で『幕間の楔』という短い映画ではあるんですけど、10年間応援していただき続けた事実のようなものが、こうやって形になって、こうやって皆さんにお見せすることができて、それに参加することができて、うれしかったです。今日も、ちょっと涙ぐんでいる方もいらっしゃって、そういう作品に関われて自分は幸運な演者だと改めて思いました。今日は見ていただいて、ご来場いただいて、本当にありがとうございます」とコメント。
河西さんは「10年という歳月を僕らと一緒に駆け抜けてくださって、ありがたい思いがあります。そういう思いがあったからこそ、『ウルズハント』『幕間の楔』を世に送り出すことができました。本当に感謝しかありません」とファンへの思いを語り、「次は長編でお会いしましょう!」と呼びかけた。
長井監督は「10周年で、こういう場を作っていただけることに感謝しています。20、30周年に向かって、まだまだ力を尽くしていきたい」と力を込めた。
「鉄血のオルフェンズ」は、厄祭戦と呼ばれた大きな戦争が終結してから約300年後を舞台に、三日月・オーガスら鉄華団の戦いが描かれた。第1期が2015年10月~2016年3月、第2期が2016年10月~2017年4月に放送された。「ウルズハント」は、「鉄血のオルフェンズ」のスマートフォン用アプリ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG」で配信されたアニメ。
提供元:MANTANWEB











