下野紘:「鬼滅の刃」 「無限城編」善逸対獪岳に「ものすごい気合」 緊張感あふれる収録の裏側
配信日:2025/11/03 8:01
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作劇場版アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」。「無限城編」では、鬼殺隊と鬼舞辻無惨率いる鬼たちとの最終決戦が描かれる。第一章では、我妻善逸と上弦の陸・獪岳が対峙(たいじ)することになる。我妻善逸役の下野紘さんは、獪岳とのシーンを「本当に演じたいという思いがあった」と語る。収録の裏側を聞いた。
◇緊張感あふれる収録 善逸の成長
第一章では、さまざまな戦いが描かれる中、善逸と獪岳との戦いが描かれる。獪岳は、「竈門炭治郎 立志編」で名前が明かされずに初登場したキャラクターで、声優の細谷佳正さんが演じている。
下野さんは、獪岳との戦いを「善逸の最大の見せ場の一つはここだろう」「自分の中でも特別なシーン」と感じていたといい、「このシーンを本当に演じたいという思いがあったので、ものすごく気合を入れて演じさせていただきました」「今まで以上に全集中していた」と並々ならぬ思いで収録に臨んだという。これまでのシリーズではギャグシーンも多い善逸だが、第一章では覚悟の決まった表情を見せる。
収録現場では、獪岳役の細谷さんとも「僕の中で勝手に決めて、ほぼ話さないようにしようと思っていました」と明かす。
「この戦いの最中、気安く話しかけられない、という思いもあったので声をかけないようにしていました。ただ、全く話さないのもなと思っていたところ、後半あたりで細谷君から『下野さん、緊張感がすごいですね』と声をかけてくれて、『やっぱりこの戦いだからね。すごく気合を入れている』というような話をした気がします。僕自身、静かすぎる空間があまり得意ではないので、これまではついつい人に話しかけてしまうこともありましたが、今回のこのシーンだけは別でした。思い入れもありますし」
下野さんは第一章の善逸を演じ、「善逸はいろいろな意味で強くなったと思います」と感じているという。
「爺ちゃんに対する思いもあったと思いますけど、獪岳としっかり向き合う覚悟を決められるだけの強さを身につけられたからこそ、今回しっかりと対峙して“俺のやるべきこと”を真っすぐ見据えられたんじゃないかなと思います」
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊へ入隊する……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの全世界累計部数は2億2000万部以上。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約404億円を記録した。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が2023年4~6月、「柱稽古編」が2024年5~6月に放送された。「無限城編」は三部作。
提供元:MANTANWEB











