ソムタム田井のコスプレリポート:「うる星やつら」「ダーティペア」レイヤー 昭和アニメの色味をメークで再現
配信日:2025/11/02 19:55
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。(取材・文:ソムタム田井)
本稿では、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られる大型イベントであり、千葉・幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2025[夏]」に参加していた、昭和アニメのキャラクターに扮するよしかさん、鈴木あいらさん、Akiさんを紹介する。
コスプレイベントといえば、旬のアニメやゲームだけでなく、ちょっと懐かしいタイトルのキャラに扮したレイヤーと交流できることも、参加するうえでの醍醐味の一つ。「うる星やつら」のラムに扮(ふん)するよしかさんは、体づくりに関しては令和版アニメを、メークに関しては昭和版アニメを参考にして、再現度を高めたという。
「リメークされた令和版アニメの作品展で展示されていた、等身大のラムちゃんのフィギュアのスタイルと腹筋があまりに綺麗だったので、そちらの再現を目標に体づくりを頑張りました。メークに関しては、原作コミックや昭和版アニメの色味を参考にしています。大好きな作品のキャラクターなので、少しでもイメージに近づけるように、今も継続してトレーニングやメークの改善に励んでいます」
鈴木あいらさんとAkiさんは、それぞれ「ダーティペア」のケイ、ユリに扮して「ワンフェス」に参加。鈴木あいらさんが二人分の衣装制作を担当したそうで、特にシルエットの再現には注力した模様。
「今回の衣装は相方の分も含め、何度も作り直しながら仕上げたものなので、非常に思い入れのある一着です。数回にわたって制作・修正を行い、細部の造形や動きやすさを改善して。ようやく納得のいく形に仕上がったのがこちらになります。それとウイッグは美容師の方と打ち合わせを重ねて制作したもので、二つのウイッグを組み合わせて立体感とボリュームを再現しました。キャラクターのイメージに近づけるため、全体のシルエットやバランスにもこだわっています」
一方のAkiさんは、衣装制作をあいらさんに任せている分、徹底的に体を鍛えてきたと話す。
「相方の鈴木あいらといっしょに、サークル『あいら×Aki』として活動しています。衣装は相方が作ってくれたもので、こちらはハイレグ仕様で足が長く見えるようになっているのが特徴です。私は綺麗に着こなせるよう、お尻を中心にトレーニングに励み、体を仕上げてきました」
提供元:MANTANWEB











