ソムタム田井のコスプレリポート:タイトなボディースーツのゲームヒロイン 剣や巨大ハンマーは自作
配信日:2025/10/26 19:55
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られる大型イベントとして千葉・幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2025[夏]」に参加していた、「Stellar Blade」のイヴに扮(ふん)するまゆろんさんと、「Fate/Grand Order」のバーヴァン・シーに扮するなのあんさんを紹介する。
ちなみに「ワンフェス」といえば、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できるイベントとして親しまれており、2025年にはついに40周年目に突入。このたびの「ワンフェス2025[夏]」では、「新世紀エヴァンゲリオン」の放送30周年を記念した特別企画“エヴァワンフェス”も実施され、好評を博していた。
屋外に設けられたコスプレエリアにも、そうした「ワンフェス」の理念に則ってか、衣装や武器の造形にこだわるレイヤーが大勢参加しており、まゆろんさんは「アクシデントに見舞われながらも、なんとか剣を完成させました」という、制作時の裏話を聞かせてくれた。
「今回のコスプレで工夫したのは、武器と髪飾りの造形です。制作途中で折れてしまうなど、うまくいかなかった部分が多々あって。こちらの剣も塗装後、乾かしている最中に大きくしなってしまったのですが、何とか調整して使える形に整えました。『勝利の女神:NIKKE』とのコラボ時の武器も制作中ですので、そちらもいずれ、別のイベントでお披露目したいです」
なのあんさんも、バーヴァン・シーを象徴するアイテムである巨大なハンマーを用意して「ワンフェス」に参加。特にそのサイズ感にはこだわりがあるという。
「注目してほしいのは武器の大きさと造形です。依頼して作っていただいたものですが、原作でバーヴァン・シーが持っているときと同じサイズ感になるように。私の身長と照らし合わせながら、ちょうどいい大きさで制作していただきました。それと今回は、体のラインがはっきり分かるる水着衣装なので、格好よく綺麗に着こなせるように、体づくりも頑張りました」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB











