大山のぶ代さんを偲ぶ会:野村道子「頼りになる優しいお姉さん」 「ドラえもん」しずかちゃんの声で「今も私、あなたに会いたいわ」
配信日:2025/09/29 15:53

人気アニメ「ドラえもん」のドラえもん役などで知られ、昨年9月に死去した声優の大山のぶ代さん(享年90)の「偲ぶ会」が9月29日、東京都内で行われた。声優の野村道子さんがお別れの言葉を送り、アニメ「ドラえもん」の源静香(しずかちゃん)役で共演した大山さんをしのんだ。
野村さんは「大山のぶ代、最後にあなたに会ったのは12年前、私の夫の通夜で、目が合った瞬間、駆け寄ってきて、『大変だったね』と抱きしめてくれました。あなたの話をする時、あの時のぬくもりがよみがえってきます」と語った。「ドラえもん」の野比のび太役の故・小原乃梨子さん、大山さんと3人で旅行に行った思い出を振り返り、「ペコさん(大山さんの愛称)は頼りになる優しい面倒見のよいお姉さんでした」と語った。
「私もいい年になりました。『ドラえもん』があって、今の私の人生があると言っても過言ではありません。『ドラえもん』を描いてくださった藤本(弘)先生、そしてそれを映像で作ってくださった関係者の皆さん、ジャイアン、スネ夫、そしていつも大きいのはドラえもんのあなたに出会えたこと。本当に感謝しています。心からありがとうございました」と感謝を述べた。
「偲ぶ会」の後、取材に応じた野村さんは、しずかちゃんの声で「ペコちゃん、長い間、本当にありがとう。今も私、あなたに会いたいわ」と別れを惜しんだ。
「偲ぶ会」には、毒蝮三太夫さん、黒柳徹子さんが発起人となり、大山さんの一周忌である9月29日に行われた。声優の野沢雅子さん、清水マリさん、羽佐間道夫さん、現在「ドラえもん」に出演するドラえもん役の水田わさびさんのほか、十朱幸代さん、山田邦子さんらが参列した。
大山さんは、1933年10月16日生まれ。アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)のドラえもん役を1979年~2005年の約26年間務めた。俳優、エッセイストとしても活躍した。2024年9月29日に死去した。
提供元:MANTANWEB