氷の城壁:テレビアニメが2026年4月スタート メインキャストに永瀬アンナ、和泉風花、千葉翔也、猪股慧士
配信日:2025/09/29 12:00

電子マンガサービス「LINEマンガ」で連載された阿賀沢紅茶さんのウェブトゥーンが原作のテレビアニメ「氷の城壁」が、2026年4月からTBSほかで放送されることが分かった。メインキャストも発表され、氷川小雪役の永瀬アンナさん、安曇美姫役の和泉風花さん、雨宮湊役の千葉翔也さん、日野陽太役の猪股慧士さんが出演することが分かった。氷川小雪らメインキャラクターが描かれたティザービジュアル、PVが公開された。
人と接するのが苦手で、他人との間に壁を作ってしまう高校生・氷川小雪を演じる永瀬さんは「魅力と言っていいのか、少し違うかもしれませんが、登場人物に自分を重ねて涙がこぼれたのはこの作品が初めてでした。若者の悩みや葛藤、楽しさや苦しさが繊細に描かれているんです。中高生の頃に私が感じていた違和感やモヤモヤを言葉にしてくれた気がして、人物の感情や考え方に強く共感しました。人物同士の不器用なやり取りや、チグハグな距離感の中で、それでも一歩ずつお互いに近づこうとし、つながろうとする主人公たちの姿に胸を打たれました」と語っている。
小雪の幼なじみで学校のアイドル的存在の安曇美姫を演じる和泉さんは「登場人物全員好きになれるとか、なんだか全体的にオシャレとか、挙げたらキリがないくらい魅力の多い作品ですが……! 私は特に『共感できる部分が多い』のが魅力的だと思います。他者への感情の生まれ方とか、好きになり方、自分との向き合い方、どれも私の中に心当たりがあるようなリアルな質感で描かれていて。だからこそ登場人物たちの境遇を応援したくなるし、人って一つの要素だけで構成されているわけじゃないよな……だからどのキャラも好きになれるんだな……と原作を読みながら感じておりました」と話している。
他人との間に壁を作らない雨宮湊を演じる千葉さんは「人間ってそうなんだよなと共感してしまう感情の動きを繊細に拾っている作品。それでいて全体的に明るい空気が漂っているのが不思議なバランスで、ずっとページをめくっていたい世界観がすてきです。ドラマを作るためにキャラクター像を無理に立てようとしないので自然な雰囲気。どの人物にも波があり、予想外の動きをするんだけど、全てにちゃんと軸がある印象です。彼らが幸せに少しでも近づく瞬間があると、胸が熱くなること間違いなしの作品だと思います」と語っている。
優しく穏やかなバスケットボール部員・日野陽太を演じる猪股さんは「登場人物たちの思考、友情や恋愛、自意識に葛藤と10代の頃に通った、通っていなくてもきっと共感できる青春時代の感情全てが詰まっていて、まるで自分のことのように感じる丁寧で繊細な心理描写が本作の魅力だと思います。一気読みしてしまうほど、話が分かってても何度でも読みたくなる作品です」とコメントを寄せている。
まんきゅう監督は、「原作マンガには、10代の学生の心の奥に潜む感情を驚くほど繊細に言語化する力があります。その言葉の強さに導かれて、私たちはアニメーションという形でこの物語を表現します。原作の魅力を余すことなく、そしてアニメだからこそ描ける瞬間を加えて……視聴者の皆さまにお届けします! 楽しみにしていて下さい!」と語っている。
同作は、「LINEマンガ」の累計閲覧数が1.6億回を突破し、コミックスの累計発行部数194万部を超える人気作。2020年1月~2022年4月に連載された。人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪は、高校では幼なじみの安曇美姫以外とは関わらず、一人で過ごしていたが、なぜか距離を詰めてくる雨宮湊やのんびり優しいバスケ部員・日野陽太と出会う……というストーリー。
※スタッフ(敬称略)
監督:まんきゅう▽シリーズ構成:中西やすひろ▽キャラクターデザイン:荻野美希▽音楽:佐久間奏、田渕夏海▽原作協力:マーガレット編集部▽アニメーション制作:スタジオKAI
※キャスト(敬称略)
氷川小雪:永瀬アンナ▽安曇美姫:和泉風花▽雨宮湊:千葉翔也▽日野陽太:猪股慧士
提供元:MANTANWEB