呪術廻戦:スピンオフ「呪術廻戦≡」が「ジャンプ」で連載開始 芥見下々×岩崎優次タッグ新連載の詳細が明らかに
配信日:2025/09/08 0:00

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された芥見下々(あくたみ・げげ)さんの人気マンガ「呪術廻戦」のスピンオフ「呪術廻戦≡(じゅじゅつかいせんモジュロ)」が、9月8日発売の同誌41号で短期集中連載をスタートした。芥見さんが原作、「暗号学園のいろは」の作画担当の岩崎優次さんが作画を手がける。9月1日時点で、芥見さんと岩崎さんによる短期集中新連載「≡-モジュロ-」がスタートすることが発表されていたが、それが「呪術廻戦」のスピンオフ「呪術廻戦≡」であることが連載開始とともに明らかになった。芥見さんにとって、2024年9月に「呪術廻戦」が完結して以来、初となる連載で、初めて原作を担当する。
「呪術廻戦≡」は、「呪術廻戦」の“近未来”スピンオフとなり、芥見さんは「芥見です。お久しぶりです。『呪術廻戦』(以下呪術)連載中、私以外の方が執筆する呪術スピンオフのお話はいただいていたんですが、マンガという媒体で、自分がコントロールできない範囲で作品の名前が走るのが怖かったため、当時はオファーをお受けすることができませんでした。ただ、そのオファーが、本編のここを広げたら、ここの設定を突き詰めたら、時代設定を変えたら、いっそパラレルならとさまざまな企画を考えるきっかけになり、発想段階では一番突拍子のなかった『モジュロ』が連載会議を経て実現に至りました」と説明。
「短期集中連載です。半年ほど(打ち切られなければ)お世話になります。単行本3巻くらい。作画はあの岩崎優次(敬称略)!! すごいぞ!! うまいぞ!! きれいだぞ!! 新しい呪術の入り口として『モジュロ』を楽しんでいただけたら幸いでございます」とコメントを寄せている。
岩崎さんは「岩崎です! このようなお話をいただき作画家としてとても光栄です。担当編集伝いに芥見先生からオファーをいただいた時はうれしい反面、送られてきたネームを見ても僕で良いのだろうかと不安のほうが大きかったです。今も緊張しながら作画中ですが、呪術ファンや『呪術廻戦』を読んだことのない方へ新たな物語を届けられるよう頑張ります! 僕も一読者として楽しみです! せっかく僕にお声がけいただいた以上、臆せず自分らしく作画できればと思います! 短い期間ではありますがよろしくお願いします!」と話している。
「ダイナー」(ポプラ文庫)や「他人事」(集英社文庫)などで知られる作家・平山夢明さんによる「呪術廻戦」のスピンオフ小説企画が進行中であることも発表された。
「呪術廻戦」は2018年3月~2024年9月に「週刊少年ジャンプ」で連載。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部以上。
テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月に放送された。第1期の前日譚となる劇場版「劇場版 呪術廻戦 0」が2021年12月に公開され、国内興行収入が約137億5000万円、全世界興行収入が約265億円を記録するなど大ヒットした。テレビアニメ第2期が、2023年7~12月に放送された。第2期「懐玉・玉折」の総集編「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」が5月に公開された。10月17日からは「劇場版 呪術廻戦 0」の復活上映が実施される。
テレビアニメ第3期「死滅回游 前編」が2026年1月から放送されることも話題になっている。第3期の放送に先がけ、「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」が11月7日から上映される。テレビアニメ第2期の「渋谷事変」の特別編集版に加え、第3期「死滅回游」の第1、2話が先行上映される。
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