ソムタム田井のコスプレリポート:メリハリボディーの初音ミクレイヤー スカートのボリュームにこだわり
配信日:2025/08/30 19:55

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」で撮影、インタビューした、バーチャルシンガーの初音ミクに扮(ふん)するかぽりさんと永久(とわ)さん、巡音ルカに扮するみろくさんを紹介する。
コスプレ界隈でも人気が高く、どのイベントに行っても必ずコスプレ参加者を見かけるくらい定番のキャラクターであるバーチャルシンガーたち。楽曲ごとにさまざまなコスチュームが用意されているため、そのときの気分や、参加するイベントの開催時期に合わせて“衣装を自由に選べる”ところも、多くのコスプレーヤーから支持されているポイントの一つと言われている。
かぽりさんは衣装を用意するにあたり、ボディーラインにメリハリをつけることを意識したという。
「こちらの衣装は、スカートにボリュームがあるのが可愛いポイントだと思っていて。パニエで厚みを出しつつ、ウエストを絞ってボディーラインにメリハリをつけることで、スカートのボリュームをより強調してみたつもりなんですけどいかがでしょう?また今回は、ちょっとダークな雰囲気のあるミクちゃんのコスプレなので、メークは明るい色使いを控えて。なるべく暗めの色で統一しているのも、私なりにこだわったポイントになります」
かぽりさんとの“併せ”で、巡音ルカに扮するみろくさんは、スタイルの再現にこだわった。
「巡音ルカちゃんはとてもスタイルの良いキャラクターなので、衣装がより美しく映えるようにダイエットを頑張りました」
楽曲「ラビットホール」のミュージックビデオに登場するバニースーツ姿の初音ミクに扮する永久さんは、色味にもこだわりつつ、小道具や装飾を用意したと話す。
「今回のコスプレでは小道具にこだわりました。その他にも、こちらのバージョンのミクちゃんはネイルが印象的なので、イラストと照らし合わせながら同じ色味のネイルチップを作ったりして。そうして細かい部分も作り込んで再現度を高めました」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB