火喰鳥 羽州ぼろ鳶組:テレビアニメが2026年1月スタート ぼろ鳶組キャストに梅原裕一郎、梅田修一朗、木村昴、島崎信長、小野賢章
配信日:2025/08/20 19:00

直木賞作家の今村翔吾さんの人気小説が原作のテレビアニメ「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」が、2026年1月から放送されることが分かった。史実の明和の大火をもとに、江戸の大火に立ち向かった火消たちを描く“一発逆転”ストーリーで、声優の梅原裕一郎さんが、主人公であり、火消組の羽州ぼろ鳶組の頭取としてチームの再建を図る松永源吾を演じることが分かった。ぼろ鳶組が炎に立ち向かうキービジュアルも公開された。
梅原さんのほか、ぼろ鳶組メンバーのキャストとして、ムードメーカーでお調子者の副頭取・鳥越新之助役の梅田修一朗さん、心優しき元力士で怪力無双の寅次郎役の木村昴さん、江戸で女性から絶大な人気を誇る軽業師・彦弥役の島崎信長さん、天文学や心理学に長けた火事場の軍師・加持星十郎役の小野賢章さんが出演することも発表された。
松永源吾役の梅原さんは「松永源吾は、過去の苦悩を持ちながら火消として再び歩んでいく姿が、見ている人を魅了するキャラクターだと思います。普段はクールな彼ですが、人助けとなるとグッと体温が上がる瞬間が演じていてとても楽しいです。仲間を集め、自分の信じる道を進んでいくという熱い展開は、アニメーションにぴったりだと感じました。また時代小説が原作というのは珍しく、セリフ回しなど、とても刺激を受けています。時代劇のエッセンスを取り入れつつ、アニメーションとして見やすいものになっていれば幸いです。原作ファンの方々もアニメから触れる方にも楽しんでいただけるよう、全力で演じさせていただきます」とコメント。
鳥越新之助役の梅田さんは「時代によって描かれるヒーロー像はさまざまだと思いますが、『火喰鳥』は江戸で大火と闘い、命を守る『火消』たちの物語。新之助はまだまだ火消として未熟ながらも、源吾さんの隣で奔走する、調子のいいムードメーカー(?)な青年です。彼の活躍する場面もお楽しみに!」と話している。
寅次郎役の木村さんは「燃えています。誰よりも心優しいからこそ、誰よりも強くなれる。そんな寅次郎をお届けできるように精いっぱい演じますのでmぜひご覧いただけたらうれしいです! お楽しみに!」とコメント。
彦弥役の島崎さんは「まず原作小説を拝読して、これは面白いぞ!と。だからこそプレッシャーも感じておりますが、それ以上に作品に携わることが、彦弥と向き合い歩んでいくことが楽しみで仕方ありません。ほんと彼の粋なこと粋なこと。『天掛ける色男』、腰を据えてしっかりと演じて参ります。何とぞよろしくお願いいたします」と話している。
加持星十郎役の小野さんは「僕自身、江戸時代や歴史物がすごく好きで、お話をいただけてすごくワクワクしたことを覚えています。当時の人たちが、現代の技術もない中、命を懸けて、命を張って、人々を火事から守るというドキドキするお話になること間違いないと思いますので、当時に思いをはせながら、熱く演じていけたらと思います。ただ、星十郎の最初の登場はおそらく、だいぶ人を突き放した、熱さとは無縁のところから始まっていくと思いますので、これから彼がどういう風に成長していくのか、人との関わりや出会いからどう変わっていくのか、ということも楽しみながら演じたいと思います」とコメントを寄せている。
原作小説「羽州ぼろ鳶組」シリーズのうち、1~8巻がアニメイラストを使用した特装帯で9月上旬から展開される。同作のマンガ版のコミックス第1巻(秋田書店)が9月8日に発売される。第1巻には、原作者の今村さんが特別に書き下ろした短編小説「火除餅」が収録される。
「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」は、「イクサガミ」などで知られる今村さんのデビュー作で、現在も連載中の「羽州ぼろ鳶組」シリーズの第1作。かつて江戸随一といわれた火消侍・松永源吾と、彼のもとに集ったくせ者ぞろいの仲間たちが、火事という災害に悩まされた江戸の人々を救う……というストーリー。アニメは、SynergySPが制作する。
提供元:MANTANWEB