解説:「ガンダムW」30周年記念映像に謎の新MSが! 10周年「鉄血のオルフェンズ」も 話題の最新情報
配信日:2025/07/27 13:01

1995年4月7日にテレビ放送が始まったアニメ「新機動戦記ガンダムW」の30周年記念映像「新機動戦記ガンダムW -Operation 30th-」が7月25日に公開されたことが話題になっている。米サンディエゴで開催中のイベント「サンディエゴ・コミコン(SDCC)」でお披露目され、映像はYouTubeでも公開されている。同日、発表された「新機動戦記ガンダムW」を含む「ガンダム」シリーズの最新情報について解説する。
◇「Frozen Teardrop」とは違う?
「新機動戦記ガンダムW」は、“オルタナティブシリーズ”の第2弾として1995~96年に放送。米国で初めて放送されたガンダム作品でもある。海外でも根強い人気のある作品ということもあり、日本ではなく、米国のイベントで30周年記念映像が公開されたのだろう。
映像は「ブラッククローバー」「葬送のフリーレン」などに参加してきた岩澤亨さんが監督を務めた。マントを羽織った新機体のウイングガンダムゼロ クロークドカスタム、ヒイロ・ユイに生きる術を教えた育ての親のアディン・ロウ、張五飛の妻・妹蘭などアニメ本編に未登場のMS(モビルスーツ)、キャラクターが登場した。
新たなMSは、ウイングガンダムゼロ クロークドカスタムに加え、ガンダムデスサイズヘル クロークドカスタム、ガンダムヘビーアームズ改 クロークドカスタム、ガンダムサンドロック改 クロークドカスタム、アルトロンガンダム クロークドカスタムの5機で、いずれもマントを羽織っている。
ウイングガンダムゼロ クロークドカスタムは、小説「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop」に登場するMSではないか?というファンの声もあったが、7月26日にYouTubeで配信された番組「SDCC ハイライトガンチャンレポート」によると、別のMSだという。謎も多く、見る度に新たな発見がある映像となっている。
アニメ放送当時のアイキャッチをモチーフに新しく描き下ろされたキービジュアルも公開され、「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の劇場版「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇」がドルビーシネマ版になって9月5~18日に2週間限定で劇場上映されることも発表された。30周年ということもあり、さらなる盛り上がりが期待される。
◇「ウルズハント」特別編編集版が劇場上映
イベントではアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の10周年プロジェクトの一環として「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」の特別編集版「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-」が制作され、10月31日から劇場公開されることも発表された。全12話を再編集し、新規カットを加えた。長井龍雪監督をはじめとした「ウルズハント」のメインスタッフ、生駒里奈さんらメインキャストが再集結する。
「ウルズハント」は、「鉄血のオルフェンズ」のスマートフォン用アプリ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG」で配信されたアニメ。同アプリが、2024年1月にサービスを終了したことを受けて、第12話「紫電のソラ」の後編で一区切りしたが、“アニメーション映像作品”として展開していくことが発表されていた。「ウルズハント」は、ガンダムザガンなどのガンプラの新商品も発表されており、今後の展開にも期待したい。
サンライズが「エヴァンゲリオン」などで知られるカラーと初めてタッグを組んだ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」も話題になったが、「ガンダム」シリーズは来るべき2029年の50周年に向けてさまざま展開が待っているはずだ。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の第2部「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が今冬に公開され、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」やハリウッド実写版の制作も発表されており、今後の発表も注目される。
提供元:MANTANWEB