果てしなきスカーレット:ベネチア国際映画祭に 細田守監督作品が初選出
配信日:2025/07/22 19:42

「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の約4年ぶりとなる新作劇場版アニメ「果てしなきスカーレット」(11月21日公開)が、世界三大映画祭の一つの第82回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出されたことが分かった。細田監督の作品が同映画祭に選出されるのは初めて。細田監督はこれまで、2010年に「サマーウォーズ」がベルリン国際映画祭、2021年に「竜とそばかすの姫」がカンヌ国際映画祭(2018年「未来のミライ」は監督週間)に選出されており、今回のベネチア国際映画祭で世界三大国際映画祭全てに選出されたことになる。
初のベネチア国際映画祭での選出に細田監督は、「『果てしなきスカーレット』が栄えある第82回ヴェネチア国際映画祭に招待されたことを大変光栄に思います。いま、世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、愛を見つけ、共に手を取り合い生きることが、私たちの未来を肯定することに繋がると信じて、この新しい作品を全世界の皆さんに届けたいと思っています」とコメントを寄せている。
同作がトロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に選出されたことも発表された。
最新作のテーマは「生きる」で、細田監督が原作、脚本を手掛ける。父を殺され、復讐に失敗したスカーレットは、死者の国で再び宿敵に復讐を果たそうとする……というストーリー。死者の国は、宿敵に復讐を果たし、“見果てぬ場所”にたどりつかなければ虚無となり存在が消えてしまうという場所で、スカーレットは果てしない復讐の旅をすることになる。芦田愛菜さんがスカーレット、俳優の岡田将生さんがスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師の聖の声優を務める。日本での公開に続き、米国で12月12日に公開される。
提供元:MANTANWEB