映画クレヨンしんちゃん:最新作本予告公開 暴君に豹変したボーちゃん「鼻水はもう…流さない!」 主題歌はSaucy Dog
配信日:2025/05/29 5:00

人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版32作目となる最新作「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」(橋本昌和監督、8月8日公開)の本予告がYouTubeで公開された。最新作は、シリーズ史上初めてインドが舞台で、ボーちゃんが偶然鼻の形に似たリュックサックから出ていた紙を鼻に刺し、邪悪な力に導かれて暴君(ボーくん)に豹変(ひょうへん)してしまう……という展開。本予告は、ボーちゃんが「わたしの何を知っている。鼻水はもう……流さない!」と強いまなざしを向け、欲望をあらわにする姿が描かれている。
本予告は、ボーちゃんが豪華なステージ上で、マハラジャスタイルの衣装を身にまとい踊る“マハラジャボー”のダンスシーンからスタート。いつも物静かで穏やかなボーちゃんとは打って変わって、キリっとした眉と瞳に、「これが本当の私だ」と語るシーンも収められている。スーパーエリート刑事のコンビのカビールとディル、インドの大富豪ウルフらキャラクターが歌って踊って踊りまくるシーンが描かれ、終盤では、アリアーナが「ボーちゃんらしいってなに?」と、しんのすけたちカスカベ防衛隊に問いかける。
バンド「Saucy Dog」が主題歌「スパイス」を担当することも発表され、本予告で楽曲がお披露目された。ボーカルの石原慎也さんによる書き下ろし楽曲で、子供の頃から「クレヨンしんちゃん」が大好きという石原さんは「小さかった頃、なんでもなかった日常がすごく楽しかったし、これからどんなことがあってもあのワクワクを忘れずに、生きていきたいという気持ちをもって『スパイス』を書き上げた」と話している。
橋本監督は、Saucy Dogに「感性に任せて」楽曲制作を依頼したといい、「映画のエンディングで子供たちの物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたい。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいと思っているので」と思いを託した。出来上がった「スパイス」については「映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディー。映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当にすてきな楽曲」と太鼓判を押している。
インド風の衣装を身にまといジャンプするしんのすけらが描かれたポスタービジュアルも公開された。「目覚めよ!インドパワー!」というコピーが添えられている。
最新作は、インドを舞台に野原しんのすけたちカスカベ防衛隊が踊って踊って踊りまくるダンスエンターテインメントムービー。エンタメフェスティバルへ出場するためインドにやって来たカスカベ防衛隊は、インド観光を満喫していたが、怪しげな雑貨店で見つけた鼻の形に似たリュックサックをきっかけにボーちゃんが邪悪な力に導かれ“暴君(ボーくん)”となり大暴走する……というストーリー。しんのすけたちは、世界をも揺るがす脅威の力を手に入れてしまったボーちゃんを止めようとする。
「新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」「もののけニンジャ珍風伝」など「映画クレヨンしんちゃん」シリーズを手掛けてきた橋本さんが監督を務め、橋本さんと共に数々の「映画クレヨンしんちゃん」シリーズに参加してきたうえのきみこさんが脚本を手掛ける。10月下旬にインドでも劇場公開される。
提供元:MANTANWEB