スラムダンク奨学金:Bリーグコラボの小学生向けバスケクリニック 今年で3回目 井上雄彦「最高のチャンスです」
配信日:2025/05/23 10:00

若いバスケットボール選手を支援する「スラムダンク奨学金」とプロバスケットボールリーグ・Bリーグがコラボしたプロジェクト「B.DUNK KIDS PROJECT」が、今夏に実施されることが分かった。今年で3回目で、「スラムダンク奨学金」により海外経験を積んだ奨学生や、現役のBリーグ選手が参加し、未来のバスケットボール選手を育成することを目的に、全国の小学生を対象にしたクリニックを実施する。
バスケットボールクリニックは、バスケットボールに取り組む子供たち、もしくは競技に初めて触れる子供たちの可能性を広げるべく、全国の各クラブの協力を得て実施される。有明アリーナ(東京都江東区)で7月5日、Bリーグ各クラブで7~8月に実施される。参加無料。詳細は、今後プロジェクトの公式サイトで発表される。
井上さんは「Bリーグが始まって来年で10年。全国各地にBリーグのクラブができて、バスケが日本中たくさんの人の楽しみになってきました。今年の夏も、B.DUNKが開催されます。バスケをやってみたいなと思っている子供たち、最高のチャンスです。バスケがもっとうまくなりたい、Bリーグの選手に教わってみたいと思った子どもたち、B.DUNKで、バスケの楽しさをどうぞ存分に味わってくださいね」と話している。
Bリーグは「昨年も大変多くの子どもたちに参加いただくことができ、また今年も同様の取り組みが実施できることを大変うれしく思っています。バスケットボール選手が子どもたちの憧れの職業にランクインするなど、その人気がますます高まってきていますが、ぜひこの未来の選手を育成する『B.DUNK KIDS PROJECT』に参加いただき、バスケットボールを知り、学び、より多くの子どもたちにその魅力を感じてもらいたいと願っています」とコメント。
集英社は「『大好きなバスケットボールに恩返しがしたい』井上雄彦先生のこの一言で発足したスラムダンク奨学金も今年で19回目。その卒業生の協力も仰ぎながら、“バスケ”との出会いを子どもたちに提供する場所としてBリーグと一緒に立ち上げた『B.DUNK KIDS PROJECT』も今年で3回目を迎えます。この2年間で約1200名の子供たちに参加していただきました。バスケに興味はあるけど、やったことはない。子どもにバスケをやらせてみたいけどやらせる機会がない。そんなお子さんや親御さんにとってこのプロジェクトがバスケットボールに触れる一つの機会になることを心より願っています。ご心配はいりません。今の日本代表選手だって、桜木花道だって、誰でも最初は初心者です。小学生の皆さん、この夏にバスケと“出会って”みませんか?」とコメントを寄せている。
「スラムダンク奨学金」は、人気バスケットボールマンガ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の作者・井上雄彦さんの「この作品をここまで愛してくれた読者とバスケットボールというスポーツに、何かの形で恩返しがしたい」という思いで、2006年に始まった奨学金制度。審査を通過した奨学生は米国のプレップ・スクール(大学進学の準備をする学校)へ留学し、14カ月間にわたり、勉学とバスケットボールの研さんに励む。これまでに17人が留学した。
提供元:MANTANWEB