ソムタム田井のコスプレリポート:「餓狼伝説」不知火舞コスプレ エナメル生地のくノ一衣装の“桜の柄”にこだわり
配信日:2025/05/17 20:00

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、世界最大級のフィギュア、造形物の祭典であり、プロ、アマチュアを問わず、誰でも制作したキットを持ち寄って展示、販売できるイベント「ワンダーフェスティバル2025[冬](ワンフェス)」で撮影、インタビューした「餓狼伝説」シリーズの人気キャラクター、不知火舞に扮(ふん)する僕のプリンさんを紹介する。
1992年に「餓狼伝説2」でデビューして以来、「ストリートファイター」シリーズの春麗と並び、“対戦格闘ゲーム界を代表する女性キャラクター”としてコスプレ界隈でも高い人気を誇ってきた不知火舞。
2025年4月には、約26年ぶりとなるシリーズ最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」が発売され、もちろん本作にも舞は登場。コスプレ人気も再燃することが予想されるが、僕のプリンさんはこれに先立ち、同年2月に「ストリートファイター6」のDLCキャラクターとして舞が実装されたタイミングで、こちらのコスプレを披露。
体づくりに加え、衣装も自作で用意したそうで、特に柄の再現にはこだわりがあると話す。
「こちらの衣装は一から全て自作で用意したものになります。『ストリートファイター6』での不知火舞ちゃんの実装に合わせて、頑張って作りました。シルエットの再現だけでなく、専用塗料を使ってエナメル生地に桜の柄を転写したところもこだわったポイントなので、注目してもらえるとうれしいです」
髪型は自然な形に仕上げるため、部分エクステを使いつつ地毛での再現に取り組んだという。
「今回はウイッグではなく、部分エクステでポニーテールを再現してみました。なるべく高い位置できっちりと結びたかったので、ハリウッドセレブの“ポニーテールの作り方”を紹介する動画などを見ながら練習しました。個人的には大成功の出来栄えかな……と思っていて、仕上がりには満足しています。かわいい舞ちゃんが表現できていたら幸いです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB