ソムタム田井のコスプレリポート:ミリタリー風バニーガール創作コスプレ バニースーツが映える配色を意識
配信日:2025/05/10 20:00

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
世界最大級のフィギュア、造形物の祭典であり、プロ、アマチュアを問わず、誰でも制作したキットを持ち寄って展示、販売できるイベント「ワンダーフェスティバル2025[冬](ワンフェス)」で撮影、インタビューした、オリジナルのバニーガール衣装を着こなすコスプレーヤー、しらたき凛花さんとアンジーさんを紹介する。
コスプレイベントといえば、その時期にヒットしている作品や、ちょっと懐かしいタイトルなど、新旧さまざまな人気コンテンツのキャラクターに扮(ふん)したレイヤーが一堂に会し、写真撮影や交流を楽しめるところも参加する上での醍醐味(だいごみ)の一つ。
「ワンフェス」ではこれらに加え、自身のアイデアを前面に出した創作衣装で駆けつけるコスプレーヤーも多く、今回撮影させてもらったふたりは“バニーガール×ミリタリー”というコンセプトで衣装や小道具を用意し、“併せ”を楽しんでいた。
元のキャラクターがいない分、とことん趣味にこだわったデザインにできるのが創作コスプレの魅力だそうで、しらたき凛花さんは赤いバニースーツが映えるように、全身の色のバランスを意識しつつ、装飾を追加していったと話す。
「こちらは、ミリタリー風の武装とバニースーツを組み合わせた創作コスプレになります。赤いエナメル生地のバニースーツに合うように、MA-1(ミリタリージャケット)の色は黒にしたり。ウイッグは赤と黒に組み合わせても映えるようにシルバーを選んだり……と、全体的に格好よく、バランスのいい配色になるようにしたのがこだわりポイントです」
アンジーさんは、ボディーラインがはっきりわかる衣装を着こなすために、体づくりに注力した。
「バニースーツをキレイに着こなせるよう、体を絞ってきました。とはいえ、ミリタリー×バニースーツというコンセプト上、力強さの表現も重要なので。武器を手にした際に格好よく見えるよう、“体を絞りつつもしっかり鍛えて筋肉をつける”ことを意識して、筋トレに励みました」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB