ソムタム田井のコスプレリポート:ハイヒールで魅せる「ゼンゼロ」コスプレ 可愛さと格好よさを両立
配信日:2025/04/27 20:01

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、約30万人が来場した「コミックマーケット105」に参加していた、「ゼンレスゾーンゼロ」のバーニス・ホワイトに扮(ふん)する僕のプリンさんと、「アズールレーン」のウルリッヒ・フォン・フッテンに扮する終夜蓮(よすがられん)さん。
コスプレ初心者の場合、衣装一式を用意しつつ、コスプレメークも練習を重ね、万全の状態でイベントに参加したものの、ポージングには気が回らず、写真を見返してみるとぎこちない仕上がりになっていた……という意見をよく耳にする。
扮するのがゲームのキャラクターであれば、決めポーズ以外にも何気ない所作であったり、表情が変化するさまなどをスクリーンショットで撮っておき、それらを見つつ、表情の作り方やポージングの練習をするのが効果的。また、キャラのイメージに近いモデルの立ち姿や座った姿、歩く姿を参考にしつつ、ポージングのクオリティーアップに励むコスプレーヤーも多いと聞く。
今回撮影させてもらった二人もポージングにはこだわりがあるそうで、僕のプリンさんは特徴的な武器を最大限に生かすことを意識したという。
「バーニスちゃんといえば火炎放射器が特徴的なキャラクターですが、自分では作れそうになかったので、今回は素直にクオリティーの高いものを取り寄せました。その分、ウイッグセットやメーク、ポージングにはこだわって、可愛らしさと格好よさを両立させたつもりなんですけど、いかがでしょう?ちなみに、ハイヒールを履いて作中のポーズを再現するのは、結構大変でした。ハイヒールのまま戦うバーニスちゃんは本当にすごいですね!」
終夜蓮さんは、ウルリッヒ・フォン・フッテンのレースクイーンバージョンの衣装でイベントに参加。こちらのコスチュームを格好よく着こなすため、ポージングの練習に加え、体づくりにも励んだと話す。
「普段はあまりしない、格好いい女の子キャラのコスプレに挑戦してみました。レースクイーンバージョンの衣装ということで、思わず見とれてしまうような体の見せ方にこだわって。体づくりとポージングの研究を頑張りました。体のラインなど、なかなかいい感じに仕上がったんじゃないかなと思っています」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB