攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL:サイエンスSARU制作の新作アニメ 監督はモコちゃん 円城塔がシリーズ構成、脚本
配信日:2025/04/12 10:00

士郎正宗さんの人気マンガ「攻殻機動隊」の新作テレビアニメシリーズの正式タイトルが「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」となることが明らかになった。「ダンダダン」の副監督を務め、「スコット・ピルグリムテイクス・オフ」「平家物語」などに参加してきたモコちゃんが監督を務める。モコちゃんが監督を務めるのは初めて。芥川賞作家の円城塔さんがシリーズ構成、脚本、半田修平さんがキャラクターデザイン、総作画監督を担当する。新作は「犬王」「映像研には手を出すな!」などで知られるサイエンスSARUが制作し、2026年に放送されることが発表されている。
原画やコンテにも見える制作素材で構成された特報第2弾、主人公・草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれたティザービジュアル第2弾も公開された。
士郎正宗さんは「アニメ作品に限って言うと、今回の『攻殻』は押井氏版、神山氏版、黄瀬氏版に次ぐ4番目の『攻殻』、あるいは『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と『イノセンス』を分け、『S.A.C.』シリーズを1期・2期・SSS、『ARISE』シリーズと『新劇場版』、『SAC_2045』シリーズを1期・2期に分ける企画としては10作目となる。制作関係者が替わった観点からだと第2世代型の1作目と捉えることも可能だろうか。元々の原作マンガが古い点はもう諦めてご容赦いただくとして(陳謝)、今回も良い映像作品となって何らかの形でお楽しみいただければ幸いかと思う」とコメントを寄せている。
「攻殻機動隊」は、1989年にマンガ誌「ヤングマガジン」(講談社)の増刊「ヤングマガジン海賊版」で連載をスタートしたSFマンガ。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)の草薙素子をリーダーとした攻性の部隊・攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いている。コミックスは「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」「攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE」「攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER」の3冊が刊行されている。
押井守監督が手がけた劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」に加え、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」「攻殻機動隊 ARISE」「攻殻機動隊 SAC_2045」などが制作されてきた。スカーレット・ヨハンソンさん主演で実写化した2017年公開のハリウッド映画版も話題になった。
※スタッフ(敬称略)
監督:モコちゃん▽シリーズ構成・脚本:円城塔▽キャラクターデザイン・総作画監督:半田修平▽アニメーション制作:サイエンスSARU▽公開時期:2026年放送予定
提供元:MANTANWEB