ソムタム田井のコスプレリポート:人間サイズの「ガンダムSEED FREEDOM」コスプレ 極限まで軽量化し“翼の広がり”再現
配信日:2025/04/06 21:01

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、約30万人が来場した「コミックマーケット105」に参加していた、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のストライクフリーダムガンダム弐式に扮(ふん)するNatsuha(なつは)さん。
これまでにも人間サイズで、フリーダムガンダムやエヴァンゲリオン初号機などのコスプレに挑戦してきたNatsuhaさん。2024年夏開催の「コミケ104」にも、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するマイティーストライクフリーダムガンダムのコスプレで参加しており、その際は“歩きやすさ”と“視界の広さ”にこだわり、衣装を制作したという。
マイティーストライクフリーダムガンダムのコスプレは、翼の部位が展開可能なものと取り替えられる仕様に仕上げたそうで、そこで培ったノウハウは、今回のストライクフリーダムガンダム弐式の“翼の表現”にも生かされていると話す。
「こちらのコスプレのこだわりポイントは“翼の広がり”の再現です。原作の雰囲気を忠実に再現しつつ、その上で重さは極限まで削って。重武装ですが一人でも着脱可能で、歩いて移動することもできます」
顔の造形にもこだわりがあり、イベント直前まで調整を重ねたという。
「フリーダム系のガンダムのコスプレをするのはこれで4回目ですが、使い回しはせず、毎回、細かく調整をしていて。特に顔は、より格好よくなるように何回も成形しています」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB