ソムタム田井のコスプレリポート:「BLEACH」夜一&砕蜂コスプレ 褐色肌の色味にこだわり
配信日:2025/03/09 20:01

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2024(池ハロ2024)」に参加していた、「BLEACH」の四楓院夜一に扮(ふん)する美南ナミさんと、砕蜂に扮するMionさん。
2022年より、テレビアニメ「BLEACH 千年血戦篇」の放送が分割4クールでスタート。それに伴い、コスプレ界隈でも同作のキャラクターに扮するレイヤーを見かける機会は徐々に増え、その中には大人数で“併せ”を楽しむグループの姿も。
長い歴史を誇る作品だけに、「数年前に制作した衣装を引っ張り出してきて、久しぶりに『BLEACH』のコスプレをしました」というレイヤーも大勢いたが、今回、取材に協力してくれた二人は、「池ハロ」用に新しく衣装やウイッグを用意したとのこと。美南ナミさんはそれらに加え、四楓院夜一の特徴である“褐色肌の再現”にも注力したという。
「こだわったポイントは、自然に見えるように頑張ったウイッグセットとメーク、そしてピッタリサイズで自作した衣装です。褐色キャラなので濃いめのファンデーションを使用していますが、浮かないように普段使ってる明るい色と混ぜて色味を調整して。それとハイライトなどにゴールドを使って、統一感を出すことにも気をつけました」
自作は苦手だと話すMionさんは、衣装の手配に苦労した模様。
「ずっと大好きだった『BLEACH』キャラのコスプレを、ようやくお披露目することができました。ただ、私自身は自作ダメダメレイヤーなので、ウイッグは制作を依頼して、クオリティーの高いものを用意していただきました。衣装は何着も購入して、その中で一番しっくりくるものを着用しています。こうして“死ぬまでにやりたい”と思っていたコスプレ”の一つを披露できて、長年のモヤモヤも解消といいますか、少し成仏(!?)した感覚です!」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB