【ネタバレあり】夜の帳 密やかな恋のレビューと感想（5ページ目）

月子先生大好きです。

どうにもならない身分違いの恋。
夫婦にはなれなくても、使用人と主人という関係で死ぬまで一緒にいることを選んだ二人。

好きな人とは一緒になれない。
だから、同じように傷を持った二人で夫婦になり、家庭を築く。

理解しがたいですが、身分制度という、当人たちではどうにもならなかった時代があったんでしょうね。

時代を超えて感謝したくなる

まだ身分制度があり自由恋愛、結婚が許されない時代のお話。3話共人物が絡んでいて特に１、2話はご主人側とメイド、許嫁と書生側から目線で叶わぬ恋を描いています。気持ちを残したまま現実を受け入れ、お互いの思い人と結婚します。みんな相手の本心を理解した上で、精一杯生き立場的にはライバルになる相手の気持ちをも汲み取り思いやる。相手の立場を思いやるって今の自由恋愛で失った事かも知れません。私が好きな人物は1話にメイドのハルで、愛するご主人様の結婚を見守り、ご主人の奥様の想いびとと結婚し子を成してもメイドとしてご主人の側で彼の最期までをも看取る。いつか身分の違いが無くなって、お互いの子孫が結ばれる日が来れば、本望だと願う。なんか時代を超えたスケールの大きな究極の恋愛を見ているようで、今自分たちが存在するのはこういう方達の想いのお陰なんだと感謝で一杯になります。とにかく全編とうして読んでください。その後、秘密のイケメン荘を読んで下さい。彼らの長い願いがそこで叶います。

昔は

こういう恋愛があったのかなぁと思える内容でした 自由奔放な伯爵とそれに惹かれてしまうメイドの恋 誰にも言えない関係です。

よいです

どれも切なく、読ませる話ですが、特に籠の中の蝶が好きです。相手を好きというだけでは結ばれない当時の社会に翻弄されながらも、自分を失わない主人公たちに、魅了されます。次の世代の運命に救われる思いです。

『ダーク』じゃない

『ダーク』のタグがついていたのでドロドロを想像して怯えていたのですが、思いっきり美しい純愛でした。
現代の恋愛感で考えると倒錯的かもしれませんが、自由な恋愛ができない時代と考えたら純愛だと思います。
一途で美しいけれども、余りにも切なくて泣きます。
最後の話が無かったら、切なすぎて評価を下げたと思います。

素敵なお話でした。
子どもの世代で、色々ありながらもやっと自分の選んだ人と結ばれることができて感動です。個人的には、第1部が好きでした。初めて抱かれるシーンにきゅんとしました。

読みごたえあります

きれいな絵、ある意味ハッピーエンドだけど、少し切ないストーリーで、読みごたえがあります。まだ最初の方しか読んでないけど、早く全部読みたいです。

ストーリー重視の方向けの作品です。
メイドと主人、永遠に結ばれない切ない恋のおはなし。家中のメイドに手を出す主人が、その昔愛したメイドに似たメイドと再び恋に落ちるのだが、お互いが本気になっても主人には許嫁もいて、決められた結婚をする。
許嫁にも恋した人がいて、結婚を機に相手が入れ替わる。主人と許嫁、許嫁の元カレとメイド。最後は向かい愛したメイドの子が出てきてびっくり。
エロシーンは割と淡白。

ちょっと強引ながらも、本心は思いあっているところに切なさとハラハラ感を感じました。

いまでは考えられない身分制度。
昔の日本では（いまでもあるのかもしれないけど…）こんな身分制度による恋愛の壁が多くあったんだろうなぁ…と思い、現代に生きる私たちは幸せだな…と感じました。

そして、3つの話とも、最後に絡んでくるところが、かなりスッキリ。うまく出来てるなぁ～とほっこりしました。

無料分を読んでみました。
かっこよくて頭が良さそうで気品があって、とても素敵なだんな様なのに、婚約者がいるにも関わらず、女中たちと体の関係を持っているって、普通に考えたら最低だなと思いました。
でも、多分何か理由があったりするんでしょうね。
でなければ、ただの最低男の話で終わってしまいますもんね。
続きが気になりました。