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【ネタバレあり】愚者の皮 ―チガヤ編―のレビューと感想(2ページ目)

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  1. 評価:5.000 5.0

    セキの物語

    このお話の主人公はチガヤですが、私の中では主人公はセキです。
    これはセキの成長の物語。
    ある意味、最初から完璧なカップルであるチガヤとカルカヤ。その間に割り込むようになってしまったセキの片恋。
    愛に飢えて育ったセキは、貪るような愛し方しかできません。
    苦しんで、もがいて、受け入れて、乗り越えて、無償の愛にたどり着きます。仏教用語でいう、大我の愛に目覚めます。
    あよ編は本物の美とは何かを問うている作品で、チガヤ編は本当の愛とは何かを表現されているように思いました。
    草野先生の作品は良い意味で期待を裏切ってくれて、素晴らしいです。稀有な才能を持っておられると思います。
    話のターニングポイントに出てくるコンソメスープは、次作にもでて来るのでしょうか…?楽しみです。
    最後に、タギシはなよやかな女性ではないかもしれませんが、痛みを知っている、とても心優しい女性だと思います。
    今のセキなら大丈夫。ゆっくり愛を育んで、チガヤ達に負けないくらい幸せになってください。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    多くの人に読んで欲しい作品

    金で買われたヒロインのチガヤは、外見だけでなく中身もとにかく素晴らしいです。途中、目を塞ぎたくなる描写がありますが、最後にキッチリと回収されます。でもこれは止めて欲しかった。チガヤがかわいそう過ぎます。そのため★4つにしました。最後に、セキも幸せになって良かったです。
    絵柄は好みが分かれるかも知れませんが、このシリーズには、かんかん橋の絵柄よりこちらの方がしっくり来ました。
    そして、メグリシリーズが始まりましたが、大好きな作者さんなので、早速、読み始めました!

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    面白かったです

    姉の「あよ」の妹「ちがや」のお話です。
    あよのお話が面白かったのでこちらも一気に読みました。

    最終的にはハッピーエンドです。
    ただ、途中なかなか受け付けない人物が多々出てきます。
    あと、夫の「せき」の行動は、生い立ちの酷さやコンプレックスを考慮しても有り余るくらいの酷いものです。

    そして中盤以降なんかとてもファンタジックでブッ飛んだ展開になります。

    それでもお話としてはハッピーエンドで終わるので途中で読むのを止めようか迷っている方は最後のあたりだけでもオススメします( ^ω^ )

    個人的にですが…
    1番笑った所→伊集院先生の山中での秘儀炸裂。
    1番ツッコミたいこと→集結した主たちの必殺技の件(笑)

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    1話から3話を読んだ感想です。

    チガヤのいる山小屋が狼と七匹の子ヤギのようで、昔話のようなおとぎ話のような不思議な世界観のあるお話だなと思いました。
    他の方も書かれているように、チガヤの義兄たちが本当に気持ち悪すぎます!しかもかなりのゲス野郎です。
    チガヤがとても心の綺麗な子であるために、余計にチガヤが可哀想です。
    ひどい育ち方をしたために人間不信のセキとチガヤがこの先どうなるのかとても楽しみです。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    神話!

    変わった名前ばかり出る話しとは思ってました。
    山主が特に。
    チガヤの受けた迫害が辛すぎて、読んでいて気持ち悪くなっていきましたが、
    後半は、気持ち悪さが爽やかに拭われていきました。私の勉強不足ですが、日本神話がベースにあるようで。

    妬みで凝り固っていた山主が、名前のままに大きな存在に成長していく様は、素晴らしかったです。

    • 3
  6. 評価:4.000 4.0

    面白い!深い!

    愛とか恋とかの一言で言っちゃうより、ひとの持つ業の深さが壮大なドラマになってる物語です。
    セキ、よくぞそこまでチガヤに、ってくらいの執着ぶり。
    チガヤは運命の出会いがあってセキの運命のひとではなかったけど、急展開の結末でセキも運命の人と出会えたのでよかった!
    古事記を読んでる身としてはいきなり、古事記の国譲りのエピソード、しらす、ウシハクがでてきたのが興味深かったです

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    気になるけど

    広告で見て、気になって購入。
    購入前から分かっていたことだけど、個人的にあまり好きではないタッチのせいか、
    不幸な主人公にも、本人にも明らかに落ち度があるせいか、あまり同情も感じられませんでした。

    しかし、目の見えなくなった主人公と謎の少年の不思議な交流は気になるところです。読み返したら、続きを購入しちゃうかもしれません。独特の世界観です。

    by pmmmyyy
    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    読み応えあり

    あよ編もチガヤ編も、主人公達の強さに惹かれていきます。
    傷付ける相手と居ながら、どうして気持ちを昇華していけるのでしょう。
    あよは途中で仏教の描写がありましたが、チガヤは学ぶことが出来ない環境です。
    素直さは、解決の糸口を見つけやすいのでしょうか。

    ようやく完結して、登場人物達にほっとしてます。
    更新中はずっと心配してしまいます。

    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    チガヤ編はまだ何とか…男性的理想依存?

    三姉妹が三兄弟だと絶対成立しない歪な理想依存的な男性的心理描写が取っつきにくい物語。~愚者~は多数の登場人物の複雑な心理が絡み合う数編にわかれているけど最初となるチガヤ編はまだ分かりやすい。別々に里子に出る姉のあよ、チガヤ、妹のメグリ、それを取り巻く、歪な人物や環境。楽しく読める漫画じゃないけど、キモコワ覗き心理で好きな人もいるかもなぁ、、

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    愚者の皮シリーズで一番好きかも

    愚者の皮 三姉妹のうちの次女のお話です。
    養女のチガヤは、お金持ちの大地主の家に嫁ぎます。
    その大地主が鬱蒼としていて気味が悪く性格もやばそうな感じで、読んでいる途中はチガヤが可哀想で辛いシーンもあります。

    途中から目が見えなくなって、なんだか神秘的な展開になっていくけど、
    最後はまあスッキリした。

    • 0
ネタバレあり:全ての評価 11 - 20件目/全122件

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