愛のこどもたち
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あらすじ
愛する息子の突然の死――。自分を責め、苦悩に浸る日々。忘れたくても忘れられない……そんなある日母は……。ネグレクト、虐待、事故死、死産、離婚……様々な形の家族のしあわせ不全を通して親子の絆を鮮烈かつ温かに現代に問いかける、心揺さぶる感涙のストーリー。巻末に著者自らの壮絶な体験を綴った秘蔵のエッセイコミックを特別収録。
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ユーザーレビュー
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涙が止まりませんでした
全部読めていないのですが、私も流産経験者です。不妊治療3年目でやっと授かった子どもを流産してしまいました。なので、主人公の引きこもる気持ちに強く共感しました。お産は、女性も命をかけて臨みますが、子どもの命の責任については、なぜか女性1人に委ねられることが多いと思います。私も何がいけなかったのか、どうしたら良かったのかと、考えても仕方のないことをウダウダ考えてしまったりもしました。
すぐには切り替えられなくても、ご主人の愛情で悲しみを乗り越えられるといいですね。by SS- 1
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5.0
いい話が多い
最近の感動ストーリーって、偽善ぽかったり、都合よすぎて嗤える作品が多かったけど、これはリアリティもあっていいな、と思いました。
事故で一人息子をなくし心が壊れそうな女性が、介護の仕事で出会ったおばあさんとの交流を通して心を救われたり、不妊体質とわかった女性が苦手意識を持っていた姑に優しく慰められたり(姑も流産を繰り返した過去があった)。若い世代と高齢者の関係があたたかくて、命ってつながっていくんだな、と思いました。by めいちゃん(さばとら)- 0
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4.0
小さな手の記憶
1つめの話を読みました。
子供の突然の死。母親の苦しみが痛いほど伝わってきて、胸が張り裂けそうになりました。もし私の子供がそうなってしまったらと思うと涙が止まらなくなります。
ヘルパー先のお年寄りや息子さんのビデオメッセージの言葉で前向きになれた主人公の姿に、また涙が出ました。
たった2話じゃなく、もっとゆっくりこのエピソードを見たかった!
この後の話ももちろん読みたいのですが、胸が苦しくなってしまって一気には読めなそうなので、少しずつ読み進めていきたいと思います。by mandolin- 1
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3.0
他人で心の溝を埋めても
いろんな親子の愛情を書いた短編ものです。
個人的に、ダメ男が悪い意味で印象的でした。
ダメ夫に依存して軽い儲け話に乗せられてしまい、いつも泣きを見る母と息子。
息子のためにもっと早く別れてあげて!ともどかしかった。
こういう親のもとに生まれると、しっかりした子に育つのだろうか。
愛されずに何かに依存したり、他人で心の溝を埋めようとしても、人間幸せになれないようですね。by さくらん5577- 0
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3.0
子供を亡くした母親の辛さがわかる
私は子供を持ったこともないし、結婚もしていない。当然子育てもしたことはない。
だけど、愛する一人息子を突然交通事故で亡くし生きる気力がなくなってしまうのは読んでいてつらかった。かわいそうで。
また、仕事の大切さにも気づかされた。
強制的にだれかと話す機会を与えられ、頭を使い、口を動かす事によって
心の傷は少しずつケアされていくものなんだと理解できた。by お茶漬けマン- 0
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