【ネタバレあり】ダークネスのレビューと感想（14ページ目）

女性の強さと美しさ

緋沙の人生に戦前戦後の女性の逞しさと美しさが描かれていて、引き込まれます。
悪の魅力も備えていて、目が離せない緋沙の人生です。

戦時中～戦後に強く生きる女性の話です。無料分のみ読みました。
生きていくために誰とでも寝る。時代が時代だけにしかたがなかったのかもしれませんが…
この作者さん、好きなんですが、そんな場面ばっかりという印象です💦

怪しい！

これはまた。この作者さんは、とにかく強いヒロインが好きな様子。こういうのが魔性の女かぁー。いじめるつもりだったのに、お前がいないと生きていけないになるのね。

主人公がおばさんの家にいた時はすごく悪人？のようで、1人になってから急に皆を引っ張るしっかりしたいい人みたいになってるのが戸惑いました。
個人的には久世さんと仲良く過ごしている時が好きでした。

愛と憎しみは表裏一体？

魔性の主人公は初めて圧倒されそうな男性に出会い、憎しみと愛欲の狭間、敵となる事を選ぶ。
最後まで憎しみの建前を貫いた自分を
疑問に思う主人公が不憫でした。
ただこの二人に納得できる幸せな形があったとも思えない。複雑な終わり方でした

まだ途中までしか読んでいないのですが、おばさんが一番かわいそう…。
可哀想にと身内に頭を下げて引き取った姪に夫と寝られ、最終的には夫を殺されてしまい、姑と娘で残される…。おばさんの心中を想像するといたたまれません。姪を引き取った事、姪を匿っていると告げ口した事…何もかもに後悔していそうです。
魔性の女と思っているならば、おばさんなんて頼らないで、都会のどこかでパカパカ股を開いていれば良かったのに。

この作者の作品は好きだったのですが、今回はかなり？官能的な内容で、ちょっとびっくりしました。うーむ。続きを今は読もうという気はありません。

作品名どおり

ダークネス…。時代背景など、人一人一人が余裕のない様子や、あらゆるものを(主人公は女の体)使って、生きていく姿など、見いってしまいます。

紆余曲折

本当にこんな魔性の女がいたら、こわいかも…と思いながら読みました。また明日、続きを読むのが楽しみです。この作家さんが描いてる他の作品も好きなので毎日無料、バンザイです

この作者さんのもう一つの作品うらめしやにハマっていて、無料なので読んでみたらまた違った世界観でおもしろいです。
主人公が今後どうなるか続きが気になります。