4.0
ただただ青い
大学病院や医療業界の裏側をかなりリアルに描かれている。
主人公の研修医が研修先の各診療科で様々な問題や矛盾にぶつかり、組織や制度に不満や憤りを抱えながらも懸命に患者を助けようとしする姿は一見すると理想の医者に見えるが、普通、担当患者が一人だけなんて事はないから、描かれていない患者は置き去りと考えると何だかな。
知識も技術も経験も無いのに思い込みと正義感だけで突っ走れるのは若さの特権か。
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大学病院や医療業界の裏側をかなりリアルに描かれている。
主人公の研修医が研修先の各診療科で様々な問題や矛盾にぶつかり、組織や制度に不満や憤りを抱えながらも懸命に患者を助けようとしする姿は一見すると理想の医者に見えるが、普通、担当患者が一人だけなんて事はないから、描かれていない患者は置き去りと考えると何だかな。
知識も技術も経験も無いのに思い込みと正義感だけで突っ走れるのは若さの特権か。
これって、研修医のいる病院ではどこでも起こっていること?たしかに研修医も医者だし、どの仕事も新人時代があって、成功も失敗も経験を積んでいくものだとは解ります。でも研修医の実験代みたいになるっていうのも、いやですよね。。お腹切られるのも、縫合一つでも、やっぱり経験の多い医者にやってほしい。読んでて、自分や自分の家族が医療を受ける時、研修医にあたるのが怖くなりました。
病院の裏側の理屈や筋書きをどれ程理解していても、患者本人や家族身内として医療上の選択を迫られ、不測の事態に翻弄される時、疑問や拭えない不審感に悩まされ、思いの獄中に無期懲役で囚われる事にもなりかねません;が、医者の側の本音や言い分を、このようなケースでシンプルで判りやすく弁明していただけて、本当に救(報)われた感、増しました〜
タイトルに興味があり、ブラよろ全巻購読しました。大学病院の研修医を取り巻く実態、大学病院の裏側、医療現場の現状を描いたドラマでした。
研修医、大学病院側、患者側の立場からの展開がとても引き込まれていて漫画の域を超えている。本編は激しめでとても心に響いて感動した。すごくリアルに描いていて、とても考えさせられた。
最初に続編の方を読み、正直主人公の斉藤先生に全く共感どころかイライラしてしまって、途中で読むのを止めていました。今回、オリジナル?元祖?の方の漫画の無料分を読んで…斉藤先生って昔っから変わらないんだなと、変わらなすぎてどうなんだ、と。だけど、続編で理解できなかった赤城さんとのことが、この漫画を読んで、少しわかった気がします。
研修医ってこんなに金がないんだな
ってことと
医療っていうのはお金が切っても切れないんだなってこと、
若い先生の患者を助けたいだけでは
病院の経営はできなくなってしまう。
理想と現実は違うんだよ!って
突きつけられるようなマンガです。
この後、主人公がどう気持ちの折り合いをつけて、医者になっていくのか気になります。
駆け出しの研修医、若さゆえ純粋に人を助けたい一途な思いが時に周りとの軋轢を生んではみ出し者のレッテルを貼られてしまう。
でも、純粋だからこそ悩んで苦しんで、時に人の心も動かす。
大学病院の体制や医療報酬の問題、人が人とかかわる本当の意味を浮き彫りにしている。
民間病院の事務に勤務していますが、大学病院は本当にこんな感じなんだろうか…?
看護師、医師は基本的に性善説で働いてる人が多いと思ってるので、(そうじゃない人もいるかもですが)ちょっと違和感を覚えます。
あと絵はあまり好みではなかったです。
絵が好き嫌いがあるかも。
でも内容は、実際こういうことがあるんだろうなぁと興味深く読みました。
私が同じ立場ならどうするだろうか、と考えていましたが、私には多分務まらないだろうという考えに行き着きました。
医師は本当に大変な仕事だとおもう。
医療漫画としてはかなり現実に沿った内容だと思います。読んでて辛くもどかしい気持ちになったこともありますが、主人公のようにもがきながらも一生懸命患者を救おうとしてくれる先生が実際にもいたらいいな、とつい希望をもってしまいます。