【ネタバレあり】傘を持てのレビューと感想

完成された隙のない作品

だと思います。
今まで、なんでキープに寝かせておいたんだろうと、本気で後悔しました。

ヤクザの世界を書いた作品は他にもいくつもあるけど、この作品くらいBLでなければ描ききれないだろうと思わせる作品はないと思います。
ヤクザの息子という出自。家系に合わない傷つきやすい性格。しきたり。因縁。誰かの思惑。どんどん身動きがとれなくなっていく人生の中で、若と畑中を支えていた約束は、他人がきいたら戯れと思ってしまいそうな淡い約束だったように思います。
けれど15年、若と畑中はそれに賭けた。お互いが側にいたから、腐ることなく。墜ちることなく。
作中「Vシネかよ」と言われていたが、二人の想いは間違いなく本物の純愛ですよ。(でも、二人の逃避行を「駆け落ち」と言ってくれた金本さんは本当に好き)
若の「小指の先、爪の先まで俺のもの。堕としていいのは俺だけ」という台詞が正しく愛の言葉として胸に落ちるのはBLだけだと思いますし。世界中の何を敵に回しても「ヤクザ役、限界」の一言のために人生かけた畑中を誇らしく感じるのもBLだけだと思うので。安心して背中を預けて戦えて、胸の中にある愛はどんなものでも汚すことができない世界観を、余すことなく描ききることができるBLって本当に素晴らしいと思いながら、実はポイントの関係で金本の話が読めてないので、これを読むことを来月までの心の支えにして、今は若と畑中の幸せな未来をニヤニヤしながら祈りたいです。

この作品、映画にならないかなと、今更ながら願っています。

すごくドラマチックで面白かったー♪
キャラクターが魅力的‼
メインカップルもよかったけど、脇役→敵役？の若頭もなかなかにいい味を出していて、後半のスピンオフ、楽しかったです。
いや〜
高校生の頃から15年愛なんて、おまけに人生賭けてずっと一緒に居続けるなんて、ほんとにBLの真骨頂(*^▽^)/★*☆♪
ヤクザの世界なんだけど、普通に恋愛モノとしても楽しめる作品。
麗人なのにエロ少なめが少し残念。
ストーリー重視な感じで、ちょっと笑えるコミカルなオチもよかった(^-^)v

心地よい任侠モノ

普段、任侠モノは絵が綺麗でもまず読まないジャンルです。
話がややこしかったりドレドロこじれたり流血したりのイメージだから。
でもこの漫画は内容が良い意味でシンプルであっさりした描写。悪くいえばパンチがない。でも、ここぞという時のセリフや目、各々の想いが表されたシーンには引き込まれグッとくるものがあります。
畑中の城田に対して腹に据えた想いや一途っぷりが素敵です。全部何もかも城田の為だけで、そこが根本っていう。
全ての始まりは雨の日の恋っていうのも素敵です。
全体的にいかにものBLじゃないので、あざといほどのエロ描写より、叙情的なものが好きな方にお薦めの漫画です。

長い長い時をかけて、やっと
結ばれる２人の軌跡を、任侠の
世界を背景に丁寧に描いています。
ラストまでどうなるのか、ハラハラ
しましたが、言うことなしのラスト
で、映画館で明かりがついても
席を立てないような満足感が私には
ありました、でもせっかちな人には
オススメしません。

こっちも騙される

10話くらいから大きく話が展開します。
暗いなぁ雰囲気と思いながら
読み進めてるといいことあったー！みたいな。笑

金本さんが個人的には大好き。
絵柄は好みが分かれるかも。
ハッキリした絵では無いですので、
登場人物が誰だかわかりにくい時もあるけど、きちんとしたストーリーがそれを補います。

良いです！

このような作品、好きです！
やくざの跡取り息子に恋をして、忠誠を誓い、彼のためだけに生きてる畑中が素敵です。頭がめちゃめちゃ良いのが、またかっこいい！

金本さんもすごくいい脇役で、陽炎編まで読む価値ありです。
最後の真面目長屋は傘を持てとは違うお話でした。

大好きなインテリヤクザもの。
ヤクザの組長の息子に恋をして駆け落ちをするまで執着する情熱がハンパないです。
頭が良いとなんでもできちゃうんだなーとどこか納得させられるストーリーでした。
人生演技、勉強になりました。

好き

自分的には、かなり好みです。
ヤクザな世界がどんなものかよくわからないですが、ストーリーはかなり好み。
テンポよく進むお話に引き込まれました。
一途なガリ勉くんとの闘争編は、もうちょっとみていたかったなあ！

癖になる作品の雰囲気^ ^
ヤクザよりヤクザらしい優等生と、そんなやばいやつに執着されちゃう実はあんまりヤクザらしくないヤクザの息子。
ふたりの学生の頃からのお話が淡々、じわじわ、ちょっとドキドキって感じです。

執着

15年の愛。一途に一生側にいることを選んだ執着というなの愛。優等生を演じ度胸も座り頭もいい。好きな人のため、任侠の世界へ。頑張って演じている人を助けるため。