5.0
いやー
数あるif系の戦記モノでも、これは異色のシロモノだと思う。数学で、戦を防ぐとか、斬新かつ説得力ある。
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数あるif系の戦記モノでも、これは異色のシロモノだと思う。数学で、戦を防ぐとか、斬新かつ説得力ある。
映画化された作品ですね。
大変興味深く読んでおります。
あの戦艦・大和や武蔵などの形には、半端なく違和感を感じていました。
なぜあんなお城の天守閣のような、
大袈裟な戦艦を作らなければならなかったのか?
あれじゃあ敵の軍機の格好の標的に、進んでなりに行くようなもん
じゃないですか。
マリアナの七面鳥撃ちになるわけですよね。
あんな大仰な戦艦を製作する背景に
このような海軍の熾烈な軍閥争いがはびこっていたことを
知ることができて嬉しいです。
その気持ちとともに、
非常に悔しい、腹立たしい気持ちにもなりました!
私も、あんな派手な軍艦を作るくらいだったら
潜水艦を作る方がよっぽどマシだと思っていました。
目立ったら、負けになります。
日清・日露戦争の時代の大艦巨砲主義では
通用しない時代になってきていますよね。
外見はカッコよくても、実用性が無い。
こんなことに国家の軍事予算がつぎ込まれて、
本当に生活に困っている貧しい人々が、さらに苦しい状況に追い込まれていく姿は
見るに耐えられません。
何が国家のためになるのか、
何が国民にとって幸福になるのか、
お国を率いる立場にあるリーダーの判断1つの誤りで、
多くの人々の運命が左右されるという
事の重大さに気付かされる、得難い作品だと思います。
まだ無料分しか読んでいませんが、
ずっと読み進めていきたいと思います。
映画化するということで、気になって読みましたが、
本当に鶴◎さんそっくりでした(笑)
もともと戦艦が好きだったので、読んでいて楽しいです。
映画も楽しみですね
三田先生お得意の超頭脳派主人公が、いかついおっさん連中に、超難解な数式を披露し、戦艦づくりの予算の改ざんを訴えるシーンは、超絶名シーン。個人の感情が国を動かし、戦争へとつきすすんでいく姿は恐ろしい。今の時代に読むべき一冊。
正義感と信念の下に行動した、帝国軍関係者のストーリー。終戦の悲劇的な結末を、明朗さとさわやかさで、乗りきってほしい。