5.0
切ない。そして最後は感動!
先天性のハンディのせいで、ボタンを掛け違うようにすれ違ってしまう緑とカズくん。再開後もすれ違いのトラウマが二人の進展を阻みますが、かずくんの一途さがもう素晴らしい!でも、一途に一途を重ねても緑の頑なな心はなかなか開かず、お話の終盤まで報われません。読んでる方もヤキモキし通しですが、終盤のサングラスのシーンで全て報われます。読者のヤキモキもこの時の為だったか‼︎ってくらい(笑)
何年経っても大好きな作品です。
- 0
先天性のハンディのせいで、ボタンを掛け違うようにすれ違ってしまう緑とカズくん。再開後もすれ違いのトラウマが二人の進展を阻みますが、かずくんの一途さがもう素晴らしい!でも、一途に一途を重ねても緑の頑なな心はなかなか開かず、お話の終盤まで報われません。読んでる方もヤキモキし通しですが、終盤のサングラスのシーンで全て報われます。読者のヤキモキもこの時の為だったか‼︎ってくらい(笑)
何年経っても大好きな作品です。
切なくて悲しくて優しい。
見えること見えないこと、そんな視点で描けるんだなぁって思います。ちゃんと心が通じ合う素敵な恋愛小説です。
一穂さんの作品が大好きで、シリーズものではない小説の中ではこの作品が一番好きです。
どうしてもひとの相貌認識ができない主人公と、かつて盲目だった彼と。
2人で幸せになってほしい!
読んでいて胸がキュッと締め付けられます。
レビューサイトですごく名前を見るけどメチャコミでは作品数が少なく 試しに…と思って読んで見た作品ですが やられました。
あとがきに代えてショートストーリーを贈ってくれるのも粋だな と感じます。
一穂先生の書く登場人物は、熱すぎないところがとてもいいなぁ、リアリティあるなぁ、と。
この作品も、かなりシリアスな問題が描かれていて、主人公は悩んだり葛藤したり絶望したりするわけですが、それが重たすぎないのが読みやすさに繋がっていると思います。
安心して作家買いできる先生です。