【ネタバレあり】[小説]籠のなかの愛囚～マスカレード・ラプソディ～のレビューと感想

幼い頃に没落し両親が自殺、姉もその後目の前で自殺しショックで記憶を無くしたリアンは娼館で育つ。パトロンの仮面男のおかげで乙女なまま成長し彼に淡い恋心を抱くも、彼から侯爵の義娘になり大公子の嫁になることを告げられ二転三転主人が変わる。

ストーリー的には重く、リアンの昔の記憶や仮面男、大公子等謎なことが多いので序盤は？？？な感じで進みます。
最後の方になって全てが繋がり、結構強引にハッピーエンドにもっていかれます。
もう少し大公子がなぜリアンを見初めたか、二人の過去なんかを詳しく書いてあったら良かったなと思います。

エッチ本番は二人が婚約するまでなく、リアンを大切に思う男の心情がうかがえます。反面リアン自身は知識も多く結構淫ら。
後半はエッチのシーンも増え、全体的に回数の多いストーリーでした。
絵はいまいち。もうちょっとエロい大人な感じの方がストーリーには合っていたと思います。